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机の上の空 大沼安史の個人新聞
〔NEWS〕 米軍 「白燐(リン)弾は化学兵器と認識」 モンビオット氏らが指摘
米軍がイラクのファルージャなどで戦闘に使用した白燐(リン)弾について、ほかならぬ米軍、国防総省当局が「化学兵器」であると認識していた事実が、英紙ガーディアンの著名なコラムニスト、ジョージ・モンビオット氏らによって明らかにされた。
白燐弾を化学兵器でないと主張する米軍、米政府の言い逃れは。もはやきかない事態になった。
モンビット氏は、同氏の調査員が探し出した、米カイサス州フォート・リーヴェンワースにある「米国指令部カレッジ」発行の「戦闘書(バトル・ブック)」の記述を、ガーディアン紙(電子版、11月22日付け)のコラムのなかで紹介した。
それによると、「戦闘書」には、「WP(白燐)を人的目標に使用することは、地上戦の法に反している」と明確に書かれている。
モンビオット氏はまた、同じコラムのなかで、ブロッガー(フリージャーナリスト)のガブリエル・ザンパリーニ氏がその存在を突き止め、自身のブログに掲示した、米国防総省の機密指定解除文書(タイトル:「燐(リン)化学成分の使用可能性について」、日付:1991年4月)に、以下のようなくだりがあることを紹介した。
「サダム・フセインに忠誠を誓うイラク軍は、クルド人の反乱者とエルビルの住民……そしてイラクのドゥハク郡に対し、白燐(WP化学兵器を使用した可能性がある。WP化学成分は砲撃や武装ヘリで撃ち込まれた……」
(大沼 注)
こうした文書の存在が明るみに出た以上、米軍はもはや口をぬぐうわけにはいくまい。
白燐という化学成分を使った兵器は、化学兵器以外のなにものでもないことは、当たり前のことである。
モンビオット氏はコラムのなかで、「戦争犯罪(イラク侵攻)中の戦争犯罪(一般州民がいる都市への無差別攻撃)中の戦争犯罪(白燐弾)」といった表現をしているが、同感である。
モンビオット氏のコラムは ⇒
http://www.guardian.co.uk/Columnists/Column/0,5673,1647998,00.html
ニューヨークで活動するイタリア人ジャーナリスト、ザンパリーニ氏のブログは ⇒
http://www.thecatsdream.com/blog/
Posted by 大沼安史 at 11:58 午前