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デイヴィド・シェイラー:「M16がウサマ・ビンラディンの仲間に資金援助することを決めた時、私は英国の情報機関を辞めた]
「M16がウサマ・ビンラディンの仲間に資金援助することを決めた時、私は英国の情報機関を辞めた」と、11月17日から18日にかけてブリュッセルで開催された『レゾーヴォルテール』主催の国際会議『平和への枢軸』(Axis for Peace)で、デイヴィッド・シェイラーは語った。「私は警告しようとした。しかし刑務所へ入れられたのは私の方だった」英国女王の対スパイ情報機関員(M15) デイヴィド・シェイラー(David Shayler)は、90年代の終わりに、M16がリビア国内のテロリストの一細胞組織に、彼らの指導者ムアマール・カダフィを暗殺させる計画を持ち込んで財政援助を行なったことを暴露した。この計画はカダフィのではない別の車が爆破され、別人が犠牲となったために失敗した。シェイラー氏はその後、英国政府の要請により、犯人引き渡しの正当な理由はなかったが、公的機密漏洩罪ということでフランスで拘束された。彼が体験を語った本は英国やその支配圏では発禁になったままである。
シェイラー氏は国際会議『平和への枢軸』で非常に注目すべき発言をした。彼はアルカイダと見なされたテロ行為の大部分は、実際にはアングロサクソン、とりわけ英国の情報機関によって、彼らの国の利益を推進するために組織されたものであると語った。さらにまた彼は、英国におけるイスラム原理主義集団の重要な存在について、まさしくそれは情報機関が潜入し、操ることが容認されているという事実を語った。「このテロリズムはM16とCIAが組み合わされて行われている」と彼は言明した。
http://www.voltairenet.org/article131197.html
◆ 『ヴォルテール・ネット』の別の記事《平和へ向けて団結するにはまだ遅くはない「Axis for Peaceの最終宣言」によれば、11月17日と18日の両日、ブリュッセルで『レゾーヴォルテール』主催の国際会議『平和への枢軸』(Axis for Peace)が開催された。集会には200名の政治家、外交官や軍人が参加したという。
会議の「最終宣言」を要約すると:
《同盟国軍がエネルギー源と原材料を求めて止まるところを知らぬ搾取に邁進し、ネオコンがあらゆる形の不当介入と体制変革を通して植民地的拡張を再開しようとしてハーグ条約やサンフランシスコ憲章をないがしろにしている。彼らはその野望を隠してメディアを麻痺させ、国際組織をだまし、二重基準を使って邪魔ものを攻撃し排除する。征服を正当化するためにテロリストグループを操り、きっかけを作り、イスラム陰謀理論を広めて文明の衝突を助長している。あらゆる権力を横取りし、人間性を無秩序と破滅へと押しやっている。こうした動きを止めるため、われわれは国連安保理の善意に呼びかける。ロシアの仲介を歓迎する。われわれはラテン・アメリカにならって、民衆の言論活動に参加する。征服と搾取のグローバルな計画を打ち破り、プロパガンダや憎しみを終わらせるために。平和へ向けて団結するにはまだ遅くはない》
http://www.voltairenet.org/article131201.html
シェイラーのほかに発言者は、中東におけるキリスト福音派教会の浸透について警告を行なった政治学者Charles Saint-Prot、 ロシアの将軍Leonid Ivashov、米アラブ・ナショナル評議会議長John.D.Anthony、 911犠牲者家族グループ代表Philip Berg、モサドがエクアドル警察に拷問テクニックを教えた件を報告したAlexis Ponce、アルゼンチンの Antonio Alberto Vulcanoなど多数。
なお、この会議への参加を目的とする旅行者、ことに中東諸国からの参加者(イラン、レバノン、シリアなど)は、フランス政府からビザを拒否され、あるいはキャンセルされたりしてフランス領内を通過できなかった。最終的にベルギー政府が配慮を示して会議出席が可能になったという。