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米国ABCの報道によると、イラク暫定統治機構(CPA)での汚職にメスが入るとのことです。
既に、イラク暫定統治機構(CPA)元高官の口座に多額の現金を振り込み、まったくの競争入札無しでイラク復興事業を受注した米国人ビジネスマンと、その元高官が米国当局の取り調べを受けている模様です。
尚、このCPA元高官は過去に米国内で重大な経済犯罪を犯し、有罪を宣告されていた人物であり、なぜこのような者が占領行政に関われたのかということにも批判がでています。
ただし、この米国人ビジネスマンらの件だけでなく、CPAは全体として汚職にまみれており、不正な支出は数百億ドルに上るとの見方もあるようです。
もちろんそれは全てイラクの人々にダメージを与えているわけで、ABCはその被害の様子として、イラクでの中庭の修復が放棄された公共施設や、あるいは金属製の椅子を注文したはずが、粗悪なプラスチックの椅子しか送られてこなかった例などを紹介しています。