★阿修羅♪ > 戦争76 > 252.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
□「拘束者は全員が危険なテロリスト」 イラク内相が会見で言明 [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1496213/detail
「拘束者は全員が危険なテロリスト」 イラク内相が会見で言明
【アルジャジーラ特約18日】イラクの首都バグダッド近郊にある内務省施設の地下室から約170人の衰弱した拘束者たちが見つかった問題が、国内外に大きな波紋を広げている。
中でも懸念されているのが、発見されたほとんどが同国では少数派のイスラム教スンニ派教徒で、拘束していた内務省が多数派の同シーア派教徒で占められていることから、12月15日の議会選挙を前に、今回の問題をきっかけに両派の対立がさらに激化する可能性だ。
こうした懸念を払しょくしようと、ジャビル内相(シーア派)は17日、拘束者発見問題についてバグダッドで初めて記者会見し、「拘束者は全員に逮捕状が出ており、彼らは危険なテロリスト」と述べるとともに、「拷問を受けた者がいたとしても、多くて7人どまりだ」とし、地下室内で組織的な拷問、暴力行為があったとの情報を強く否定した。
さらに、ジャビル内相は会見で、「平手打ちとしても、拘束者への暴力行為を禁じている。内務省職員で暴行を働いたり、拷問を行った者がいれば、法の裁きを受けさせる」とも言明した。
また、同地下室内から拷問に使われたと思われるノコギリやカミソリが見つかったとの情報についてジャビル内相は「そのようなことあり得ない。ノコギリで拘束者の足を切断したとの話はばかげている」と一蹴した。
続けて同内相は、(シーア派教徒が大半を占める)内務省がスンニ派教徒を標的にして拘束したのではないかとの疑問に対し、「拘束者の中にはシーア派教徒もいる」とした上で、「全員が危険なテロリストたちで、法廷の場で裁くことになる」と強調した。
これに対しイスラム党のイヤド・イジ氏はアルジャジーラの電話取材に答え、「拷問の有無調査をイラク政府ではなく、国際調査団が行うよう要請する」と述べるとともに、「最近の政府の行動には落胆している」と強い不信感を表した。
また、イスラム学者連盟のスポークスマンもアルジャジーラに対し、アラブ連盟が今回の問題を詳しく調査すべきだと主張した。
一方、在イラク米大使館の広報官は17日、拘束者への人権侵害および(シーア派)民兵組織による容疑者拘束の行為は認められないと指摘、さらに、「イラク政府には拘束者への暴力行為を禁じる措置を講じるよう求める」とくぎを刺した。
2005年11月18日06時07分
▽関連記事
イラクの秘密拘置所で大量拷問 シーア派治安部隊がスンニ派に報復 [アルジャジーラ]
http://www.asyura2.com/0510/war76/msg/206.html
投稿者 white 日時 2005 年 11 月 16 日 17:09:19: QYBiAyr6jr5Ac