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(回答先: Re:『劇団‘与太’南米公演』・・あはははは・・・このタイトルにオスカー・ジョーク賞をあげたい! 投稿者 Sun Shine 日時 2005 年 11 月 18 日 09:02:15)
こんばんは。
『劇団‘与太’』はちょっとイヤミが強烈過ぎたかもしれません。どうも私の悪いクセで、頭に血が上りすぎて悪口雑言も出尽くしてしまうと、あとはありとあらゆるイヤミをひねり出して笑い飛ばすしかなくなってしまうのです。冷静に見ている人にはひょっとすると「不真面目な、不謹慎な」と受け取られるかもしれません。下手をすると昔の革マルみたいに「ガツンガツンと頭にめり込み(食い込み、だったかな?)」的な表現になってしまうのかもしれません。
ただスペインで9・11を間近に経験してしまうと、ああいった事件やそれに対するマスコミの報道には、「怒り」などという生易しいレベルを簡単に飛び越してしまうのですね。とにかく嘘の上に嘘を重ね、それを覆い隠すためにまた嘘を塗り固めて、結局ボロがボロボロ飛び出してきて、どうにもならなくなればそれには一切知らん顔をする、「ペンは剣よりも強し」という言葉がありますが、まさに「ペンは剣よりも残虐」なのですね。剣は残虐ですが少なくとも嘘はつきません。ペンは残虐な上に嘘をつくのです。
嘘に嘘を重ねた大嘘に対しては、こちらも徹底的に残酷で冷酷な笑いをぶつけるしかない、徹底的に笑い飛ばしてやるしかない、今の私にはそれしかできないのですね。
さて、ブラジル、パラグアイ、アルゼンチンの「三つの国境線地帯」ですが、その様子は次のサイトに分かりやすく書かれてあります。これはパラグアイ側のエステ(「東」という意味)市の様子ですが、
http://www.geocities.co.jp/HeartLand/3853/este.html
エステ市 -01
また観光用ですが、こんなのもあります。
http://econgeog.misc.hit-u.ac.jp/excursion/04Brazil/16Iguacu/Iguacu.html
イグアス 2004 9.16
この地域自体は特に地下資源もありませんし、コカなどの栽培もしていません。しかしこの説明にもあるように、観光地として世界的に有名で、そして何よりも、関税に優遇措置があります。そのために世界中から、さまざまなもの(もちろんコカインや武器などを含む)を取引するために大変な数の人が集まってきます。
コカインはボリビアとペルーが主要な産地で、その取引所がこの「三つの国境線地帯」に集中している、と考えてください。地下資源では、パラグアイとボリビアの国境付近にかなり豊富なガス田があることが知られています。
しかし何よりもここの資源で重要なものは水です。豊富でしかも良質な真水が取れ、これは将来おそらく石油と同じような戦略的価値を持つものと思われています。これは飲用だけでなく、製薬工業、コンピューター産業などには欠かせず、そして将来の水素製造用資源(ひょっとすると水爆用の重水素も)として大変な値打ちを持つことになるだろう、といわれているようです。(Moon先生もさすがに目が高い!)
ただ先ほども言ったように、普通の貿易だけではなく「禁制品」の取引がおそらく世界で最も発達したところ、つまり裏の資金が最も豊富に、それこそイグアスの滝の水のように、流れる場所だけに、それが持つ意味が大きいと思います。
ここにアラブ系の人たちもまた、様々な目的で雑多な種類の人間が集まってきているのですが、オサマ・ビン・ラディンがやってきても何一つ不思議ではないでしょう。当然ですが、CIAとモサドにとっては諜報と商売の、最も重要な拠点の一つになっています。
さらに場所を見れば分かるとおり、ここを押さえれば、南米のほとんどの国の喉元をつかんだのと同じことになります。
この場所の重要性は、特に日本人にはあまり知られていないようですが、まあおおよそこんなところでしょう。興味がおありなら、triple grontierで英語で剣サック下方が良いでしょう。日本語ではあまり資料が無いようです。