★阿修羅♪ > 戦争76 > 241.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://teanotwar.blogspot.com/2005/11/16bbc_17.html
米国に続いて、英国も白燐の使用を認めました。が、対人ではなく煙幕のみであるそうです。
英国も米国と同じく「煙幕です」→「対人でした」の言い訳の道をたどることになるんでしょうか。
以下、BBC記事ですが、BBCとは思えないほどちぐはぐな文章です。記事を書いた人がSOSでも出しているのかと思うくらい。(私はIRAの暗号が含まれた文を読む努力をしたりしているので、過敏なんだと思いますけどね。:-p)精査が必要と思われる部分などは原文を残してあります。
英国がイラクでWPを使用
UK used white phosphorus in Iraq
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/politics/4441822.stm
Last Updated: Wednesday, 16 November 2005, 14:19 GMT
【要旨】
英軍が、イラクにおいて、白燐を使用していた――ただし煙幕を作るためだけに限られる。ジョン・リード国防大臣が明らかにした。
白燐は物議をかもす物質であり、米軍が以前は否定していたのを翻し、ファルージャで白燐を使用したと認めたことで、英国会下院議員たちは懸念を募らせていた。
白燐は肉を焼くことができ*1、下院議員の一部は、白燐の使用は、イラクの反乱勢力にプロパガンダ上の勝利を手渡すことになると述べている。【原文:White phosphorus can burn flesh and some MPs say its use will hand a propaganda victory to Iraqi insurgents.<何だこりゃ。andの接続も変だし、内容も変。上層部が編集入れた箇所だな。】
米国政府も英国政府も、白燐兵器が民間人に対して用いられたことはないとしているが、国連の調査を求める声がある。【原文:Both the US and UK Governments deny using the weapon against civilians but there are calls for a UN inquiry.<同上。butの接続が変。こんな幼稚な論理展開はBBCでは普通ではない。】
白燐は非常に燃えやすく、酸素に触れただけで発火する。白燐は、誰かの身体に当たると、酸素がなくなるまで燃え続ける。
【以下、「米国はそれまで否定していたが、火曜日になってLt Col Barry Venableが使用を認め……」「米国は、白燐は禁止されている化学兵器ではないとし」といった米国についての記述がある箇所を省略。】
イタリアのドキュメンタリー・チームは、白燐が民間人に対して使用されたと主張しているが、米国はこれを強く否定している。
評論家(Critics)は、ファルージャは"civil society"だったのだから、civiliansが直接標的となったのでなくても、影響は受けているのではないかと述べている。【原文:so civilians could have been affected... <また変なcan/couldが。しかも仮定法だし。どんどん「現実離れ」していく。】
■原文ではここに小見出しがあって:
ダウニング・ストリート(首相官邸)はまた、ファルージャの反乱勢力には、昨年の市への攻撃の前に、交渉がオファーされていたということを強調した。【原文: Downing Street also stressed that insurgents in Falluja had been offered talks before last year's attack on the city. <話の流れがちぐはぐすぎ。官邸が唐突に出てくるし。で、また次で話がちぐはぐな展開に。】
白燐は、英軍が使うことのできる武器庫に入っている。本質的にはその用途は照明と煙幕である。
国防相は、米国の使用の件については答えられないと述べた。【何の話をしているんだ。ころころともう。。。】
しかし彼は、「私たちは、民間人に対しては、白燐は使っていない、いや、そのほかの武器弾薬はいかなるものでも使っていない」と述べた。
「白燐は、わが軍が任務を行うにあたり、わが軍を守るための煙幕として以外は、使用しない。」
しかし元国防閣外相のダグ・ヘンダーソン(1998〜99に閣外相、最近はもっぱら労働党rebel議員)は、英国はほかの方策を見つけるよう努力すべきだと述べた。
白燐は、煙幕を張るために用いられた場合であっても、空中から落下するときに発火する、と彼は述べた。
同じく労働党議員のアラン・シンプソン(ウィキペディア)は、BBCニュースに対し、トニー・ブレアはイラクが化学兵器を持っているとして軍隊を送り込んだ、これは欺瞞だ、と語った。
「戦後のイラク占領において、連合軍が――英軍も米軍も――(イラク同様に)化学兵器を使った、そんなことを今わたしたちは言わなければならない事態となったのです。」
下院外交委員会の労働党議長であるマイク・ゲイプスは、白燐は「焼夷性」と定義づけられており、化学兵器ではない、としている。
彼は、白燐もカバーできるようにするには、化学兵器についての諸条約を強化しなければならないのではないか、と述べた。(原文:He suggested treaties on chemical weapons should be strengthened so they covered the substance.)
ゲイプス議長はまた、米国が最初は否定したことでこの事態の扱いを誤ったことについては、「彼らにとってはパブリック・リレーションズ上での大失態」だと述べた。
一方、LibDem(自由民主党)の外交スポークスマン、サー・メンジース・キャンベルは、否定すれば懐疑的な人たちからは何か隠さねばならないものがあるのだろうと思われることになる、と述べた。
「イラクにおける作業(effort)の肝要な部分とは、人心掌握の戦いに勝つことだ」とサー・メンジースは述べた。*2
「この兵器を使うことは、テクニカルな点では合法であるかもしれないが、その効果が効果だから、反乱勢力にプロパガンダ上の勝利を手渡すことになる。」
LibDemのMEP(欧州議会議員)リーダーのグレイアム・ワトソンは、白燐がどの程度まで使われたのかについての国連調査を求めている。
保守党のシャドウキャビネット外務大臣、リアム・フォックスは、ペンタゴンからの開示がもっとあるべきだと述べた。
しかし彼は、「白燐は残酷な兵器だが、わたしたちは非常に残酷な反乱勢力について話をしているのだということを忘れてはならない」と付け加えた。
ツッコミ
*1
White phosphorus can burn fleshが原文なのですが、このcan、何なんでしょうね。昔、外国人に英語を教える資格を持っている英国人と雑談しながら、成り行きで英語の“臨時講義”受けてて、「タバコのパッケージのSmoking killsがSmoking can killだったら、警告にならない」という話をしたんです。そこらへん含めて、私が学び取ったcanっていうのは、基本的に、「することもあるし、しないこともあるけど、たぶんするだろう」という感じです。
*2
・・・・・・いつの話をしてるんだこの人は。
確実にわかるのは、英国政界が大混乱に陥っているということだけです。
あと、英国の政治家の態度が、相変わらず、「うちはアメリカとは違って」がベースにあるってこと。
本音をいうと、もういいかげん「茶番劇」に見えてきました。
1つしか記事読んでないのに。。。
そんなに「英国は米国ほどひどくありません」って言いたいのかなあ、と。