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イラクのレジスタンスが無差別テロをするグループばかりでなく、米軍に攻撃を集中し、宗教や部族支配にも反対する組織化された労働者、スペイン内戦中の共和国派市民兵に近い人もいるということは最低限知って欲しい。
住民の要請もないのに、国連部隊を派遣論を主張する場合は、イラク人が自分で秩序を打ち立てることができず、米軍が撤退した途端に歯止めなくテロと内戦になるに決まっているという前提があると思う。しかし、まず住民のレジスタンスの秩序回復が先だ。地元の労組・女性団体・レジスタンスの秩序建設の動きを全く無視して、彼らは無力であり、彼らでは秩序は回復できないとして、いきなり国連部隊を派遣するのは間違いだ。あくまでイラク住民の意向が先である。国連なるものが、これまでいかにユーゴでもコンゴでもソマリアでも無力であったことか。住民の意向、秩序建設が先である。これを無力として無視抹殺する者は住民自治を語るべきではない。