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2005年11月14日(月)「しんぶん赤旗」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-11-14/2005111407_02_3.html から転載。
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【カイロ=小泉大介】暗殺から十年がたったイスラエルのラビン元首相を追悼する集会が十二日夜、テルアビブの「ラビン広場」で開かれ、主催者発表で二十万人以上の市民が参加し、元首相をしのび、和平への決意を新たにしました。
ラビン元首相は、一九九三年に、パレスチナ解放機構(PLO)との間で和平推進に向けたオスロ合意を締結し、昨年死去したアラファトPLO議長と歴史的な握手を交わしました。しかしその二年後の九五年十一月、同じ「ラビン広場」の平和集会参加中に、和平に反対するユダヤ人青年の銃撃で死亡しました。
現地からの報道によると、十二日の集会の冒頭で、元首相の最後の演説のテープが流されました。参加者の男性は「この集会はたんに一人の個人をしのぶだけでなく、彼が示した方向性を再確認するものだ。和平の過程を再活性化させなければならない」と語りました。
また集会では、当時の外相としてラビン元首相とともにオスロ合意を推進したペレス副首相があいさつし、「和平の過程を遅らせてはならない。いまこそ、完全な力強さをもって真の和平に立ち戻る時である」と強調しました。
直前に実施された労働党党首選で新党首に選ばれたアミール・ペレツ氏は「オスロ合意の道は現在もしっかりと生きている。私はイスラエルとパレスチナの子どもが一緒に遊ぶ日がくることを夢みている。占領を終結し最終和平合意を結ぶことは人間的価値を守ることである」と訴えました。