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「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
本紙の発行は、原則として毎週火曜と金曜です。
=====【今号のポイント】================================
★(18日)自治区選挙でハマスが予想以上の勝利
★(19日)シャロン首相が発作で緊急入院
★(20日)首相は軽度の脳梗塞で、今日にも退院へ
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2005年12月18日(日)
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*西岸地区の自治体選挙で、ナブラスだけでなくジェニンやラマラ近郊
でもハマスが大勝していることが判明。来年の選挙でファタハが敗退
し、和平交渉が振り出しに戻る可能性が高まっている。(P,H)
*米国下院は金曜、圧倒的多数の賛成でハマスのパレスチナ議会選挙へ
の参加を拒否することを決議。ハマスが選挙に参加すれば、自治政府
に対する支援金の支出に同意しないと警告するもの。(P)
*ハマスが選挙で大勝する中、米国はパレスチナの内政には関与しない
方針を発表。しかしイスラエル外務省の広報官は、もしハマスが政権
を取れば和平交渉は停止すると語った。(P,H)
*自治政府の選挙でハマスが大勝したのは、シャロン首相の誤った政策
のせいだと労働党が非難。専門家の間では、ハマスの票は武装闘争へ
の支持ではなく、ファタハへの批判票だとの見方が強い。(P)
*ヘブロンで襲撃テロがあり、33歳の入植者が死亡。検問所を撤去し
た直後にこの事件が発生したため、軍は検問を再開した。(P,H)
*イスラエルと自治政府がガザと西岸地区間の通行について協議。イス
ラエルは5台のバスによる試験的通行を提案している。(H)
*「ホロコーストは神話」等とするイラン大統領の反イスラエル発言は
許容できないとして、強く非難する声明をEU首脳会議が採択。(P)
*西壁前で来月から公開される新しいビジターセンターを自治政府が非
難。エルサレムが歴史的にユダヤ民族の土地だという「誤った認識」
を観光客に与えるというのが反対の理由。(P)
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2005年12月19日(月)
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*シャロン首相が脳に軽度の発作を起こして入院。気分が悪くなり病院
に運ばれたが「数日中に政務をしたい」と語った。77歳のシャロン
氏の健康問題は、新たな選挙の争点となる見込み。(P,H,I,7)
*イスラエルの存在を認めない政党が自治政府の政権に加わるなら、自
治政府への支援を見直すと、EUのソラナ外相が警告。パレスチナの
指導者は「内政問題への干渉」だと反発を強めている。(P)
*宗教政党NRPの指導者オレブ氏が「入植地を犠牲にしても宗教学校
を守れ」と発言したため、入植者らから非難の声。同党と合併交渉を
進めているNUからも反発が出ている。(P)
*政府が超正統派の青年が兵役につくことを推進するプログラムの作成
を国防軍に指示。超正統派向けの兵役プログラムを準備する一方、社
会奉仕の選択肢も提供して兵役忌避を防止する。(P,7)
*ドイツのメルケル首相が来年1月にイスラエルを訪問へ。イラン大統
領が反イスラエル発言を繰り返す中、ドイツがイスラエルの存在を公
認することを示すのが、訪問目的の一つとなる。(P)
*カッサムロケット砲がまたアシケロン近郊の砂丘に着弾。重要施設が
ある地域だが、被害は無かった。(H)
*ガザからイスラエルに侵入を試みたテロリストを国防軍が射殺。アル
アクサ殉教団などが犯行声明を出した。(H,P)
*スピルバーグ監督が1973年のミュンヘン五輪でのテロとイスラエ
ルの反応を題材にした映画を制作。米国では今週金曜に封切りとなり、
イスラエルでは来月公開される。(P)
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2005年12月20日(火)
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*医師団がシャロン首相の病状を発表。一時的な脳梗塞で言語障害が出
ていたが、すでに回復し、後遺症の心配は無いという。(P,H)
*シャロン首相の発作に、エジプトや自治政府の首脳からも見舞いの言
葉。ガザでは街頭でお菓子を配るなどして祝賀ムードが広がったが、
首相の命に別状が無いことが判明し、騒ぎはすぐに終わった。(H)
*昨日行われたリクード党首選でネタニヤフ氏が半数近い票を獲得して
圧勝。「リクードは復権への道を歩み始めた」と語った。同氏の党首
就任でリクードはますます右傾化すると見られている。(H,P,I)
*アフマディネジャド大統領の反イスラエル発言について、イランの外
相が「西側諸国は寛容になれ」と発言。一方、大統領は西洋音楽は全
て「淫ら」だとして放送禁止にする命令を出した。(P,H)
*イスラエル、シリア、レバノンの3国が支配権を争い、戦闘が続く北
部国境のシャバ農園について、シリアがレバノンに領有権を譲歩か。
レバノン領となれば、イスラエルは撤退を余儀なくされる。(H)
*エルサレムの南でパイプ爆弾を持っていたパレスチナ人の少年2人を
警察が逮捕。市内中心部でテロを計画していたもよう。2人は爆弾や
ナイフの他にハマスの旗などを持っていた。(P,I)
*クリスマス期間中、巡礼者の便宜を図るためベツレヘムとエルサレム
間の検問体制を緩和すると、国防軍が発表。12月24日から、アル
メニア教会のクリスマスとなる1月18日までが対象となる。(P)
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[情報源略号表]
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretzdaily.com/
7=アルツ7 http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
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発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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