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(回答先: ニューデリーの繁華街で同時爆弾テロ、50人死亡 [読売新聞]【プラスチック爆弾を使用か】 投稿者 あっしら 日時 2005 年 10 月 30 日 02:23:46)
【イスラマバード西尾英之】飛び散ったガラス片。散乱する子供や女性の靴。29日夕、インドの首都ニューデリーで起きた連続爆発事件は、ヒンズー教とイスラム教の大祭前の買い物客でにぎわう商店街を直撃した。犯人像は現時点では不明だが、パキスタンとインドの緊張緩和に反感を持つカシミールのイスラム系武装組織や、ヒンズー教徒とイスラム教徒の対立をあおる両宗教の過激派などの可能性がある。
最初に爆発が起きたとみられるニューデリー駅前の繁華街パハルガンジの現場に入った毎日新聞助手によると、爆発物は薬局の店先に駐車していたスクーターに仕掛けてあったという。
11月上旬にほぼ同時に訪れるヒンズー教の「ディワリ」とイスラム教の「イード」という大祭を前に、繁華街は1年でも最も込み合う時期。さらに夕方の買い物客のピークだった。爆発時、約200メートル離れた路上にいた男性(25)は「大きな爆発音がして付近がほこりで真っ白になった。買い物客の女性や子供たちが何人も倒れており、必死に救急車に運んだ」と興奮して語った。
今回の事件は首都の中心部で起きたが、外国人が集まるホテルなどを狙ったものではなく、各国で相次いでいるアルカイダなど国際テロ組織の直接の関与の可能性は低いとみられる。
カシミールの分離独立をめざすイスラム武装組織は01年12月にインド国会襲撃事件を起こし、印パ緊張激化のきっかけを作った。その後も03年のムンバイでの爆破事件に関与。一方で同年春からの両国緊張緩和でカシミール問題解決へ向けた機運が高まり、武装組織は孤立感を深めている。カシミールを直撃したパキスタン地震でさらに両国協力伸展の可能性が高まっていることに反発を強め、両国関係に冷水を浴びせるために犯行に出た可能性はある。
また、92年にニューデリーで起きたイスラム武装組織によるテロ事件容疑者の判決が31日に予定されており、現地メディアはこれを妨害する狙いとの見方も伝えている。
一方、いまはヒンズー教徒、イスラム教徒ともに大祭を前に1年で最も宗教心が高まる季節。首都でこの時期にテロ事件が起きれば、両教徒ともに自分の宗教が狙われたと感じ相手に対する反感を募らす。このため、両宗教の対立をあおるどちらかの過激派が、この時期を選んで犯行に出たとの見方もある。
毎日新聞 2005年10月30日 1時38分
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20051030k0000m030128000c.html