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「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
本紙の発行は、原則として毎週火曜と金曜です。
=====【今号のポイント】================================
★(26日)ラマラの議長府を日本の援助で再建へ
★(27日)ハデラの自爆テロで５人が死亡
★(28日)自爆テロ犯の出身地では三千人が祝賀
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2005年10月26日（水）
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＊ハマスの指導者ザハルがハアレツ紙記者との会見で、イスラエルとの
和平を否定し、イスラエル殲滅を目指すと宣言。またガザ解放と同様
に、西岸地区の解放も武力攻撃により達成すると語った。(H)
＊自治政府のアッバス議長がエジプト、フランス、スペイン、米国など
の旅から帰国。ハマスの選挙参加などに各国の理解が得られたと語り、
シャロン首相との首脳会談実現に意欲を示した。(P)
＊自治政府のエレカット氏が、自治区の治安悪化はイスラエルのせいだ
と非難。国防軍のテロ組織掃討作戦が、テロ組織に停戦破りの口実を
与えていると指摘した。(H)
＊ラマラの自治政府議長府を約１千万ドルの日本の援助で再建へ。テロ
リストの篭城事件などで建物は大破している。また、エルサレムスト
ーンを使った壮麗なアラファト議長の霊廟も建設される。(H,P,I)
＊スパイ罪で起訴されている米国のユダヤロビーＡＩＰＡＣの職員が、
弁護側証人としてイスラエル政府関係者の証言を要請。証人はいずれ
も外交官特権を持ち、訴追されない。(P)
＊「イスラエルへの内通者」としてガザの武装勢力に誘拐されていた２
人が、足を撃たれた上で解放。自治警察は２人を取り調べ中。(H)
＊３年ぶりに中国人の建設労働者受入を再開することで、建設業界と政
府が合意。しかし労働者からは仲介手数料が高すぎるとの声も。(H)
＊病院の精神科病棟から逃げ出した男性が、医師の服を盗んで医師にな
りすまし、小児科病棟で患者を「診察」。勝手に退院の指示を出した
ため怪しまれ、すぐに取り押さえられた。(P)
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2005年10月27日（木）
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＊地中海岸の都市ハデラで自爆テロがあり５人が死亡、３０人が重軽傷
を負った。イスラム聖戦は、このテロがサアディ殺害に対する報復だ
とする声明を出した。(H,P,I,7)
＊政府は、ハデラでの自爆テロに対する対応として、西岸地区北部とガ
ザ北部を中心に大規模な軍事的作戦を行うことを決めた。(H,P)
＊ロシアのラブロフ外相がイスラエルを訪問中。シリア制裁問題や中東
和平全般についてシャロム外相と会談を行った。(H)
＊モファズ国防相がエジプトでムバラク大統領と会談。エジプトとガザ
間の通行管理問題について協議が行われ、ラファの検問所を再開する
ことで合意した。１ヶ月以内に通行は再開される見込み。(H,P)
＊自治政府のアッバス議長が、議会の内閣改造要求を拒否し、来年の総
選挙まで現内閣を継続すると演説。また、武装組織のイスラエル攻撃
を非難したため、議員の間からは大きな反発が出た。(P)
＊ガザを撤退した入植者が、安価なホテルへの移動要請を拒否。子供の
学校などをまた移動するのは無理だと入植者らは訴えている。最終的
な住居の準備にはあと２ヶ月以上かかる見込み。(P,7)
＊マイクロソフト社のビル・ゲイツ氏がイスラエルを初訪問。シャロン
首相ら要人と会談し、今後５年間に貧しい子供たちに２５万台のパソ
コンを提供するなどの方針を表明した。(H,I)
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2005年10月28日（金）
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＊国防軍がガザの難民キャンプでイスラム聖戦のメンバーら７人をミサ
イルで殺害。付近にいた民間人も死傷したもよう。シャロン首相は、
今回の作戦は長期的で広範なものになると語った。(H,P,7)
＊シャロン首相は「自治政府はテロを抑える努力をしていない」と非難。
アッバス議長との会談を当面は見送る方針を表明した。(H,P)
＊自爆テロ発生を受け、イスラエルの右派勢力は「ガザ撤退でテロが勢
いづいた」とシャロン首相の政策への非難を強めている。(H)
＊イランのアフマディネジャド大統領が「イスラエルを地図上から消せ」
と演説。英国首相は「そんな国に核兵器は持たせられない」と語り、
シャロム外相はイランを国連から除名すべきだと語った。(H,P,7)
＊ヒズボラの武装解除を怠っていると安保理で非難されたレバノン政府
が反発。外国の援助を受けるヒズボラの武装解除は難しい。(H)
＊国防軍が西岸地区の４箇所の違法入植拠点を撤去。１５０人余りの入
植者が兵士を殴るなど暴力的な抵抗を行い、兵士が負傷した。(H,P)
＊第二バチカン公会議の４０周年記念式典で、ローマ法王がユダヤ人と
の関係改善を進める考えを表明。しかしユダヤ人側からは、クリスチ
ャンはまだユダヤ人の改宗を願っているとの懸念の声も。(H,P)
＊ヨルダンの民間ＴＶ局がシオン議定書にもとづく反ユダヤ番組の放映
を中止。ユダヤ人が少年を殺して血でマッツァを作るシーンも登場す
るという。このシリーズはアラブ諸国で人気を博している。(P,7)
＊ハデラの自爆テロ犯の出身地では三千人が通りに出てテロ成功を祝賀。
母親は「息子を誇りに思う。息子は天国に行った」と語った。(P)
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［情報源略号表］
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretzdaily.com/
7=アルツ７ http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
［転載・引用・再配布について］
教会活動等の非営利目的ならばＯＫです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
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発行：「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集：石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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