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イラン大統領、「イスラエルは地図から抹消すべき」と公言
2005.10.27 Web posted at: 13:39 JST CNN
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200510270006.html
テヘラン(CNN) イランのアハマディネジャド大統領は26日、テヘランで開かれた反イスラエル集会で演説し、イスラエルを「地図から抹消すべきだ」と公言した。保守強硬派として知られる大統領は、パレスチナとの対立やイスラム諸国間の混乱によって、いずれ「イスラエルは消えてなくなる」と述べ、対決姿勢を鮮明にした。国営イラン通信(IRNA)が伝えた。
IRNAによると、アハマディネジャド大統領は「シオニズムのない世界」と題された反イスラエル月間の一環として、学生たちを前に演説。故ホメイニ師の言葉を引用し、イスラエルは「世界地図から抹消すべきだ」と述べた。さらに「神の意のままに、神の力を後ろ盾に、われわれは近いうちに、米国とシオニズムのない世界を経験するだろう」と呼びかけた。
報道によると大統領はさらに「パレスチナで発生する新たな対立の波や、イスラム世界で拡大している混乱が、間もなくイスラエルを消し去ってしまうだろう」とも述べ、イスラエルによるガザ撤退は「イスラエルのシオニズム体制をイスラム諸国に承認させようとするトリックだ」と非難。また米国とイスラエルが「パレスチナなどイスラム世界の対立を助長しようとしている」と攻撃した。
また「イスラエルを認める者は全て、イスラム国家の怒りの業火に焼かれる」とも述べたという。
イスラエルは、エジプト、ヨルダン、トルコなどイスラム諸国と外交関係を築いており、今年夏のガザ地区撤退によってイスラム各国との関係改善が進んでいるとの見方もある。