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□イラク新憲法が成立 スンニ派3州で3分の2過半数獲得に失敗 [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1458787/detail
イラク新憲法が成立 スンニ派3州で3分の2過半数獲得に失敗
【アルジャジーラ特約25日】サダム・フセイン政権崩壊後の最初のイラク憲法が承認された。イラクの独立選挙管理委員会が25日、歴史的な国民投票(10月15日)の最終結果を発表した。
同選挙管理委スポークスマンによると、憲法反対派は憲法批准を阻止するのに必要な全国18州のうちの3州での3分の2過半数を獲得するのに失敗、新憲法は単純過半数を得て成立した。
国民投票の成否は、スンニ派が多い北部3州の結果にかかっていたが、うち2州では3分の2過半数が反対、残っていたニエヴェ州で反対55%、賛成45%となって、憲法成立を阻止できなかった。(後出の表参照)
イラク国家対話会議(INDC)のスポークスマン、サリヒ・アル=ムトラク氏は、幾つかの州での国民投票のやり直しとイラク司法機関による監督を提唱した。同氏は同日、アルジャジーラに対して、「国民投票の結果はモスル、ディヤラ、さらにほとんどの南部の州でごまかされたと考えている。われわれは国連とイラク司法機関の監督下で、ディワニヤ、サマワ、モスル、ディヤラの4州で国民投票をやり直すよう求める」と語った。
同氏はさらに「この(やり直しの)場合にのみ。われわれは憲法を承認するだろう。さもなければ、この憲法はイラクでのひどい過ちを示すだけで、われわれは承認しない」と付け加えた。
スンニ派アラブ住民は、かつてのフセイン政権とそれ以前の政権で支配的な勢力だっtが、新憲法の連邦制的性格がこの国のばく大な石油資源をクルド人とシーア派の手に委ねることになるのを恐れ、新憲法に反対していた。
新憲法の承認によって12月の立法議会選挙に道が開かれたが、現議員たちは新憲法の一部修正を検討する機関を招集することになる。
国民投票の結果、投票者の78%が憲法に対して「賛成」し、単純過半数を超えた、投票率は有権者総数の63%。
のカリーナ・ペレルリ国連イラク政府技術支援チーム長は開票・集票作業について「監察を受け、管理されていた。まさにプロのやり方できちんと完了した」と語り、「結果は正確だ。われわれが選挙の時に適用してきた手順に基づいてチェックされた」と述べた。
各州での投票結果(%)は次の通り。
賛成 反対
アンバル州 3.04 6.96
アルビル州 99.36 0.64
バビル州 94.56 5.44
バグダッド 77.70 22.30
バスラ州 96.02 3.98
ディカル州 97.15 2.85
ディヤラ州 51.27 48.73
ドホーク州 99.13 0.87
カルバラ州 96.58 3,42
マイサン州 97,79 2.21
ムサンナ州 98.65 1.35
ナジャフ州 95.82 4.18
モスル州 44.92 55.08
カディシヤ州 96.74 3.26
サラハディン州 18.25 81.75
スレイマニヤ州 98.96 1,04
タミン州 62.91 37.09
ワシト州 95.70 4.30
(翻訳・ベリタ通信=日比野 孟)
2005年10月26日16時08分