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以下引用
米陸軍 リクルート大作戦
志願者見つけた兵士に謝礼金 自宅学習高校生にアプローチ
【ワシントン=有元隆志】長引くイラク駐留の影響もあって、新兵募集に苦慮している米陸軍が、志願者を見つけてきた兵士に「謝礼金」を支給するなどの新たなリクルート作戦を打ち出した。2005年会計年度で8万人の採用計画を立てたものの、同年度が終わった9月30日の時点で実際に採用できたのは約7万3000人にとどまった。新作戦で巻き返しを期すことになった。
AP通信によると、志願者を見つけてきた兵士への謝礼は二千五百ドル(約二十九万円)。ただし、支払いは新兵が基礎訓練と高等訓練を終えることが条件。募集担当者の数百人増員や、入隊時特別金の拡充とあわせ、議会に承認を求めている。
潜在的な候補者の絞り込みのために、人口統計などのデータをもとにコンピューターを使い、より効率的に募集を行うことも積極的に進める。大学には入学したものの単位を取り終えていない学生や、高校には行かず自宅で学習している生徒などにアプローチするほか、広告費の投入も全国規模から地方へと比重を移し、きめ細かい募集を目指す。
イラクでの米兵の死者数は二千人に達しており、危険地を避ける傾向があるため、志願者のうちイラクやアフガニスタンに派遣される部隊への入隊に同意した者には、三年間毎月四百ドル(約四万六千円)を特別手当として支給する制度も七月から実施している。
ただ、陸軍の募集担当者は、「金銭的見返り」だけに焦点を当てたり、強引に勧誘するのではなく、志願者の希望や不安などの相談に応じる訓練も始めている。
陸軍では、志願者の不安を払拭(ふっしょく)するためにも、イラクやアフガンから休暇で戻った兵士が、故郷で若者たちの前で積極的に自らの経験を話すよう呼びかけている。
(産経新聞) - 10月26日15時5分更新
引用ここまで URL http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051026-00000030-san-int