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(回答先: ブッシュ大統領、シリアに「外交努力を期待」、レバノン元首相暗殺事件で(ロイター) 投稿者 田中大也 日時 2005 年 10 月 25 日 20:14:17)
□シリアで政府支持デモ レバノン前首相暗殺問題で国連安保理をけん制 [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1456805/detail
シリアで政府支持デモ レバノン前首相暗殺問題で国連安保理をけん制
【アルジャジーラ特約24日】シリアの首都ダマスカス中心部で24日、数千人規模のデモが行われ、ラフィク・アル=ハリリ前レバノン首相暗殺事件に関するデトレヴ・メヘリス国連調査報告書に抗議した。ドイツ人検察官のメヘリス氏は、2月に起きた同事件にシリア治安当局の最高幹部が関与していることを示唆する報告書を書いたが、デモ隊の持つ横断幕には「メヘリスさん。われわれは殺人者ではないぞ」と書かれていた。
攻撃の対象となったバッシャール・アサド大統領政権への支持を表明するデモは国連安保理事会が同報告について討議する一日前に行われた。米、英両国はシリアに対して厳しい態度をとるよう安保理に呼び掛けている。
デモの大衆は「バッシャール大統領、われわれの魂と血で、あなたの名誉を回復させましょう」と叫び、同大統領とその父、故大統領の大きなポスターを掲げた。デモ隊は反米スローガンを大声で唱え、「シリアから出ていけ」「シリアはイラクにならないぞ」などと横断幕を広げた。アラブの連帯に目を向けさせようと、「アラブ人よ、目覚めよ。次はすぐ君たちの番だ」という横断幕もあった。
政府はデモへの大掛かりな参加を確実にするため、学生には休日を与え、公務員には参加を促した。支配政党バース党の職員たちも国が牛耳っている労働組合が組織したこのデモに加わった。
ライス米国務長官とストロー英外相は国連報告書の問題で強い姿勢をとるよう世界各国に呼び掛けたが、同報告者は2月14日、ベイルートでの爆弾テロでハリリ前レバノン首相ら23人が死亡した事件には、シリアとレバノンの諜報機関が関与しているという説を立てている。シリアは証拠なしとして同説を一蹴した。
同報告書はまた、シリア政府の国連調査団に対する協力は「一定限度だった」と述べたが、同国はこの主張を退けた。
シリア情報省のニザール・メイハブ・スポークスマンはアルジャジーラに対し、国連報告書はシリアに圧力を掛ける道を開いたとして「報告書は異なる解釈を許すように案配され、ある集団がシリアに対する非難を始め、そうした非難を最後には利用する機会を与えている」と語った。「シリアが留保していることはたくさんあるが、恐れることは何もないので引き続き、協力していく」とも述べた。
ストロー外相は23日、英BBC放送で、「シリア政権の高い地位にいる人たちがからんでいると、報告書は示唆している。われわれには証拠もある。・・・政権の高位者たちがウソの証言をしたという証拠だ。事は重大だ」と語った。
同外相はまた、国連安保理のメンバー国はシリアに対する制裁を考慮するようだが、米、英両国がシリアの古くからの同盟国であるロシアなどの支持を得られるかどうか、はっきりしていない」と語っている。
米国は過去一年以上にわたって、シリアがレバノンに干渉し、武装分子をイラクに越境するのを許し、パレスチナ抵抗勢力を支援しているとして、同国に圧力を掛けてきた。
シリアはこれらの告発を否定している。(翻訳・ベリタ通信=日比野 孟)