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http://373news.com/2000picup/2005/10/picup_20051024_2.htm
イラク戦争を取材したビデオジャーナリスト綿井健陽(たけはる)さん(34)=東京都=が22日夜、国分市で講演した=写真。陸上自衛隊派遣は「手段ではなく目的化した」と述べ、陸自への市民感情が悪化していると警鐘を鳴らした。
開戦直前の2003年3月から04年7月にかけて現地取材。今年7月から再び陸自が駐留するサマワに入った。
綿井さんは「8、9月は3日に1度の割合で外出したが、隊員はイラク人に任せた道路や建物補修を日に1、2カ所確認する程度。市民も自衛隊も互いの活動に触れる機会が少ない」と話した。任務の一つである給水作業が終わり、隊員600人の大半は宿営地にとどまり、活動状況は全く見えない状態という。
自衛隊や防衛庁では「撤収を求める声が出ているが、官邸や外務省が阻んでいる」と指摘。「派遣が目的化し、送り出す応援団ばかりが増えている。シビリアンコントロールではなく、シビリアンが暴走している」
1次支援群派遣時に比べ、現地の市民感情の悪化を実感したといい、対米追従の支援を模索する「日本の立ち位置」に理由があると分析した。
綿井さんは9・11後のアフガニスタンなどを取材。イラク戦争報道で03年度ボーン・上田記念国際記者賞特別賞を受賞した。
http://373news.com/2000picup/2005/10/jpgs/24T-04.jpg
イラクの現状について語る綿井健陽さん=22日、国分市