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http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20051022k0000m030055000c.html
【ワシントン吉田弘之】豪SBSテレビが19日、アフガニスタンで米兵がイスラム原理主義勢力タリバンの兵士の遺体を焼いている映像を放映、アフガン駐留米軍とアフガン当局は「遺体の焼却は違法の疑いがある」として捜査に乗り出した。米国務省のマコーマック報道官は20日、「極めて深刻な事件だ」と述べ、事実が確認されれば関係者を処分する方針を明らかにした。
ロイター通信によると、映像は米軍に従軍取材していた豪州のジャーナリストが今月初旬、アフガン南部カンダハル郊外で撮影した。前夜、米軍との戦闘で死亡したとされるタリバン兵2人が焼かれ、近くの丘に米兵6人が立っている姿が映し出されている。
映像に出てくる米軍の心理戦の専門兵は「タリバンよ、お前たちは臆病(おくびょう)な犬だ。兵士が焼かれて横たわっているのを放っておくのか」など、タリバンを挑発するメモを拡声機を使って読み上げたという。
イスラム教では遺体は土葬され、遺体を焼く行為はジュネーブ条約に違反する可能性が強い。アフガン駐留米軍は19日、「米統一軍事裁判法に基づき適正な措置を取る」と刑事訴追の可能性を示唆した。
米国の対テロ戦争をめぐっては過去にイラク・アブグレイブ刑務所の収容者虐待事件やグアンタナモ米軍基地(キューバ)でのコーラン冒涜(ぼうとく)事件が発生し、イスラム世界の反発を招いた。
毎日新聞 2005年10月21日 20時21分