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以下引用
イランに対する米英のシナリオ
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イラクにおけるテロ行為や情勢不安への占領軍の関与が、日々、明らかにされている中、アメリカとイギリスの政府関係者は、イラクの問題をはぐらかすことで、イラク占領がもたらした結果に対する責任を、逃れようとしています。
アメリカとイギリスの政府高官の、イランに対する態度、主張、嫌疑などを見ると、特にここ1ヶ月、これらが拡大を見せていることが分かります。
アメリカ・ライス国務長官の上院外交委員会での19日水曜の主張、そしてさらに、イランがイラク内政に干渉しているとした、アメリカのイラク政策を統括するジェフリー国務長官顧問の根拠のない演説、これらは、こうしたプロパガンダの一部です。また、上院外交委員会委員長のルーガー共和党上院議員は、演説の中で、イラクの一部の近隣諸国、特にイランとシリアが、自国の利益のために、イラクの内政に干渉していると主張しています。こうした主張の一方で、イラク駐在のハリールザード・アメリカ大使は、数日前、イランのイラク内政干渉に関する主張は、噂に過ぎない、と語っていました。また、同様の矛盾した発言は、イギリスの政府高官の間にも見られます。ブレア首相が、イランのイラク内政干渉と、高性能爆破装置の供与を主張する一方で、イギリス国防相は、議会で、このような主張には、確定的な根拠がないと発言しています。さらに、こうしたプロパガンダの傍らで、このような主張の目的を分析する際、注目すべき別の報告が出されています。
先週、イギリスのインディペンデント・オン・サンデー紙は、「イラクにある遠隔操作システムを備えた爆弾は、北アイルランドの紛争で、はじめてアイルランド共和軍によって使用されたもので、北アイルランド紛争が最も激しかった90年代に、イギリスのテロ対策計画のひとつとして製造された」と報じています。また、サンデータイムズ誌は、これ以前に、アメリカ国防総省が、遠隔操作システムを備えた高性能爆破装置を製造し、イラクに供与したと伝えていました。これらの報告から、イラク・バスラでの破壊行為や、イラン南部・アフワーズでの爆破テロへの、イギリスの関与が露呈したことを考慮に入れると、占領軍は、イラクの問題をはぐらかすと同時に、地域に対立や亀裂を生じさせようと動いている、ということが、分かってくるでしょう。
引用ここまで URL http://www.irib.ir/Worldservice/japaneseRADIO/news.thu.htm#kaisetu