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2005.10.20 Thursday
国際協調主義の終焉
Posted by Kaisetsu
http://blog.kaisetsu.org/?eid=215550
国家を超える機構による国家機能の制約構想は、主に、米国の拒否によって停滞し、現在、新しい国際情勢の激流に押し流されて、沈もうとしているようだ。
EUの政治的統合は、不能と考えたほうが妥当ではないか。
米国は、一国主義を貫くだろう。
中国も、アジア地域への勢力の拡張は存在しても、世界との連携を考える余裕は無い。インドも、ロシアも、ブラジルも同様だ。
英国は、米国路線支持を鮮明にしつつある。
ドイツ、フランスは、現在、渾沌としているが、「新自由主義」か「社会民主主義」かの選択と、地域主義か、国際協調主義化か、の選択も、早急に、同時に決定するべきだろう。時流に、取り残されれば、ヨーロッパ地域のリーダー・シップさえ失いかねない。
日本の選択は、「愚民」層による「自分の首を差し出す」自虐的小泉改革支持によって、経済的不調和は解決し、「新自由主義」の実効支配が明確になった。問題は、外交である。日本の古来の伝統的「アジア主義」か、「米国中心主義の片棒担ぎ」か、「抽象的な国際協調主義」か、である。
従来、国際協調主義に加担してきた勢力こそ、労働組合、社会主義政党と、消費者等組合、その他の「抵抗勢力」であり、今回の、小泉自分党大勝によって、この「国際協調主義派」も、弱体化した。現在の所、小沢氏も、国連軍などと、この「国際協調主義派」的発言をしているが、この小沢氏の勢力も弱体化した。
今後の政局は、「アジア主義」と「米国主義」の激烈な対立と、「国際協調主義」の終焉に焦点が当たると考えられる。
さらに、国際協調主義こそ、現在の外務省の存在意義であり、これが消滅傾向にあることは、外務省自体も、不要となる。
外務省と経済産業省の合体を図るべきである。
また、JICAは、即時に解体するべきである。