★阿修羅♪ > 戦争75 > 663.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 否定論は未だに見つけていませんが、いくつかの興味深い資料をご紹介します。 投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2005 年 10 月 19 日 08:01:19)
こんにちは
’フランコはユダヤ人ではない’の資料ではないのですが。
一昨年国営RAI放送が ”正義の人 ジョルジオ・ペルラスカ(Giorgio Perlasca)”
というテレビドラマを放送しました。1,200万人のイタリア人が観たそうで、
ホロコースト記念に焦点を合わせたものだと思います。
ペルラスカは志願ファシストとして、スペインでフランコのために戦い、
フランコから信任状を受けました。 その後年、商人としてハンガリーの
ブタペストに赴いた時にナチスの侵攻に遭いブロックされます。
イタリアに帰国したい一心で、ペルラスカはフランコの信任状をもって
スペイン大使館に保護を求めます。そこでスペイン大使館のふりをして
セファラディユダヤ人にスペイン旅券を発行し、5200人の命を救いました。
その功績でハンガリー、イスラエル、アメリカ、スペイン、イタリアで
”正義の人”と表彰されました。
・・・・・
以下はこのフィクションドラマの元になった エンリコ・デアーリオ著
’La banalità del bene,che è la storia eroica di Giorgio Perlasca’
フェルトレッリ社 Feltrinelli を再読するという2つの記事です。
最初の記事 ”ペルラスカ : 正義の人として行動した勇気ある市民”の
書き出しは「ホロコーストがユダヤ人とコミュニストによる作り事などと
主張する輩をMaramarosziget(ルーマニア・ハンガリー国境の町:アイヒマン
指令により多くのユダヤ人が虐殺された)に送ってやりたいことだろう」。
次の記事は、”フランキズムのスペインとセファラディ・ユダヤ”。
後半でフランコがナチスの人種隔離政策に従わなかった理由を考察し、
「個人的には、フランコが数万人のユダヤ人の命を救ったのは、血縁と
いうよりも政治的好機を求めてのことと結論付ける」とあります。
’血縁’の資料として挙げられている本
Antonio Lisbona ’Ritorno a Sefaradavanzò’
Paul Preston ’Francisco Franco – la lungavita del Caudillo’
少なくとも、カトリックのフランコがユダヤ系であったかもしれないという
ことはおおっぴらに語られ、ユダヤ社会からの反論は特に出ていないように
感じました。
テレビドラマにこの部分が出てきたかどうかは記憶にありません。
記事のURL(PDF)http://www.deportati.it/static/pdf/TR/2002/marzo/38.pdf