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「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
本紙の発行は、原則として毎週火曜と金曜です。
=====【今号のポイント】================================
★(16日)首相の別荘近くにロケット砲が着弾
★(17日)６月以来の銃撃テロで３人が死亡
★(18日)ルラブの不足は仮庵の祭を前に解決
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2005年10月16日（日）
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＊ネゲブにあるシャロン首相の別荘近くで不発のロケット砲弾が発見。
約３週間前のものか。ガザから１３キロも離れた別荘に砲弾が到達し
たことに、軍事関係者は衝撃を受けている。(P,H,I,7)
＊パキスタンが先週金曜「民間レベル」でイスラエルの地震救援活動を
受け入れる方針を表明。パキスタン紙は「援助受け入れはイスラエル
との国交樹立を意味しない」と報じた。(P,H,I)
＊シリアのアサド政権が弱体化していることについて、シャロム外相が
中立的なコメント。外務省高官は、アサド政権が倒れれば無政府状態
になり、イスラエルにとって不利になるとの考えを示した。(P,H)
＊西壁前を訪問した国防軍高官に超正統派が暴行。ガザの入植地撤退を
国防軍が行ったことに対する反発が原因と見られている。(H,7)
＊ロシアの軍事専門家がガザに入り、自治警察の訓練を開始。中東紛争
で、ロシアが実際に関与を行うのは今回が初めてとなる。(P,I)
＊自治政府のアッバス議長が月曜からフランスを訪問へ。エルサレムの
路面電車工事にフランス企業が関与しているのを非難する構え。この
電車の軌道の一部が「占領地」にかかるため。(H)
＊ユダヤ人に多数の人体実験を行ったことで知られるナチス逃亡者のハ
イムが、スペインで拘束か。ドイツ政府などが１２万ユーロの費用を
スペインに支払い、捜査を依頼していた。(P)
＊最新の世論調査で、イスラエル国民の６８％がこれ以上の一方的な領
土的譲歩に反対していることが判明した。(7)
＊アルカイダがガザ支部を設立したとするチラシをガザで配布。不信者
（非イスラム教徒）の支配を排除してイスラム統一国家を建設し、世
界をイスラム法で支配することが最終目的だと宣言した。(P)
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2005年10月17日（月）
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＊ヘブロンとベツレヘムの間で自動車による銃撃テロがあり、３人が死
亡。アルアクサ殉教団の各派閥が相次いで犯行声明を出したが、幹部
は関与を否定した。この種の銃撃テロは６月以来。(P,H,I,7)
＊自治警察が１７件のテロ攻撃を阻止したと、自治政府が発表。国防軍
関係者は、この数字は誇張されているとしながらも、実際にテロの取
締りが行われていることを認めた。(P,H)
＊アフガニスタンが近日中にイスラエルとの国交を樹立すると、アフガ
ニスタン紙が報道。しかしカルザイ大統領は、パレスチナ国家の樹立
が先だとの見解を示した。(P,H,I)
＊国の費用で行われる昼食の無料給食は、長時間授業が行われる公立学
校のみに限定すべきだとする最高裁判決に超正統派が反発。超正統派
に対する差別だと、判決を非難している。(P,H,7)
＊昨日エルサレムで１９７３年のヨムキプール戦争の記念式典。モファ
ズ国防相は、失敗から学ぶことも重要だが戦士の功績を評価すべきだ
として、アラブ諸国の奇襲攻撃に耐えた兵士を称えた。(P,H)
＊労働党の党首選は予定通り１１月９日に実施することで指導部の妥協
が成立。イディオット・アハロノット紙によると、ペレス現党首が４
割の票を獲得して再選されるもよう。(P,H,I)
＊「第三神殿の礎石」とされる石と共に神殿の丘の周囲をデモ行進する
許可を求める極右団体の訴えを最高裁が却下。この団体は、ユダヤ教
神殿の再建を目指し、例年、同様の訴えを繰り返している。(P)
＊農業省が、鳥インフルエンザのワクチン８００万羽分を準備。悪性ウ
イルスが近隣国に流行する中、関係者は厳戒態勢を取っている。(H)
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2005年10月18日（火）仮庵の祭（スコット）
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＊秋の一連の祭の最後になる仮庵の祭が月曜日没から開始。道路や庭な
どに仮小屋を設置し、その中で友人と食事などをして楽しむこの祭は、
１週間にわたって続く。最初の日と最後の日は休日となる。
＊この祭においては、ルラブ、エトログ、ハダス、アラバという４種類
の植物を飾り、揺り動かすことが主要な儀式となるが、傷の無いもの
を買うため超正統派の人々はルーペで植物の品定めをする。(解説)
＊今年はエジプトがルラブ（ナツメヤシの枝）を祭の直前に禁輸。枝の
価格が急騰したが、別ルートで輸入した男性が大量に安値販売したた
め価格協定が破れ、最終的な市場価格は例年レベルに下がった。(P)
＊銃撃テロへの対策として、国防軍が西岸地区の封鎖を強化。自治政府
のアッバス議長はテロを非難する声明を出した。(P,H)
＊米国はイスラエルの自衛権を認めるとしながらも、道路封鎖などの安
全上の措置が、パレスチナ人の日常生活に与える影響を少なくするよ
う、イスラエル政府に要請した。(H)
＊エルサレムでは３０ｍ×１６ｍという巨大な「水の仮庵」が設置され、
市長も出席して落成式。昨年は「光の仮庵」が作られた。(I)
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［情報源略号表］
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretzdaily.com/
7=アルツ７ http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
［転載・引用・再配布について］
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各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
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発行：「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集：石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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