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毎日新聞からhttp://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20051017k0000m030049000c.htmlより引用
ベネズエラ:先住民がチャベス大統領批判
【メキシコ市・藤原章生】AP通信によると、ベネズエラのアマゾン地域に住む先住民代表は15日、チャベス大統領が同地域で活動する米国の宣教師らに退去を命じたことを非難した。反米姿勢を誇示するチャベス氏は、宣教師らが米中央情報局(CIA)に情報を流しているとして、約160人の米国人宣教師らに国外退去を命じていた。「先住民支援」を掲げるチャベス氏が足元から批判された形だ。
宣教師らは、米マイアミに本部を置く1942年設立の福音派教会「ニュー・トライブ(新部族)・ミッション」。ベネズエラでは160人が活動している。大統領は今月12日、宣教師団について「帝国主義の介入であり、機密情報をCIAに流している」と国外退去を命じた。
これに対し、プイナレ族のホセ・カユパレ代表はAP通信に「我々アマゾン先住民の大半は大統領命令を支持しない。宣教師団はマラリア対策や急病人の搬出で、政府に見捨てられた我々を助けており、スパイではない」と語った。先住民支援者からも、「政府はなぜ我々の言い分を聞かず、決めつけるのか」と怒りの声が上がっている。
毎日新聞 2005年10月16日 19時14分