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米大統領と前線兵士の対話「事前の打ち合わせ通り」
2005年10月14日10時41分
ブッシュ米大統領が13日、イラク前線の米軍兵士と衛星中継で「対話」した際、質問のやりとりを国防総省幹部が兵士らと事前に詳細に打ち合わせていたことが明らかになった。事前の打ち合わせは異例で、米メディアはイラク問題で支持率低下に悩むブッシュ政権が都合のいい質疑内容を「演出」したとの疑いを指摘している。
イラク北部のティクリートに駐留する米陸軍第42歩兵師団の兵士らとホワイトハウスを衛星で結び、ブッシュ大統領が「私が大統領である限り、完全な勝利以外に受け入れるつもりはない」などと激励したうえで、15日に実施される憲法承認の国民投票に向けた現地の準備状況を兵士らに尋ねた。兵士の一人は「国民投票に向けたイラク国民の準備は整っており、投票への関心は高まっています」などと答えた。
ところが米主要メディアに配信された映像には、生中継の前にバーバー国防次官補代理が台本化した質問と答えを兵士らとリハーサルする映像が含まれており、だれが回答するかなどを細かく指示していた。
「打ち合わせ」の経緯を聞かれたホワイトハウスのマクレラン報道官は「事前に調整したのは、衛星中継の技術上の問題のためだ」などと述べ、兵士の答えを事前に検閲する目的ではなかったと弁明している。
兵士との質疑では、04年12月にクウェートを訪問したラムズフェルド国防長官に「十分な装甲を持つ車両がない」と直訴する兵士の姿がテレビで放送され、装備の不備が表面化したことがある。
http://www.asahi.com/international/update/1014/004.html