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「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
本紙の発行は、原則として毎週火曜と金曜です。
=====【今号のポイント】================================
★( 9日)ガザの入植地跡で建設工事を開始
★(10日)ヨム・キプール広報に世俗派が苦言
★(11日)シャロン−アッバス会談は延期
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2005年10月9日（日）
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＊火曜に行われるアッバス自治政府議長との会談を前に、エジプトとガ
ザ間の通行協定について、今日の閣議で検討が行われる。テロリスト
や武器のガザ流入を防止する仕組みが焦点となる。(P)
＊ガザの入植地モラグ跡地で自治政府が住宅建設を開始。この事業のた
めに１億ドルの援助を行ったアラブ首長国連邦の大統領の名前にちな
み、この地区はシーク・カリファと命名される。(P,H)
＊ガザで治安部隊幹部のファタハメンバーが誘拐され、重傷を負わされ
る事件が発生。その後、報復として西岸地区ではハマスの活動家３人
が誘拐され、後に釈放される事件があった。(P,H)
＊ガザを退去しホテルに収容されている元入植者に、ホテルが電気の供
給を停止。政府がホテルへの宿泊料の支払いを停止したため。(P)
＊西岸地区でハマスに関係している大学教授を国防軍が逮捕。その他に
も数名のハマス活動家が逮捕された。西岸地区では主なハマス活動家
が逮捕され、ハマスは大きな打撃を受けたと見られている。(P)
＊パレスチナ議会の委員会がクレイ内閣の治安政策を批判。再三の約束
にもかかわらず、具体的な対策を取らなかったと断罪した。(H)
＊モファズ国防相が自治警察への弾薬の支給に同意。しかし、武器支給
には反対する考えを示した。(H)
＊テロリスト逮捕作戦において、付近の住民を投降交渉に使うのは違法
だとの最高裁判決を受け、国防軍がこの作戦の中止を決定。新しい手
順の検討に入った。(H)
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2005年10月10日（月）
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＊地震の被害を受けたパキスタンにイスラエル政府も救援を申し出たが、
パキスタン政府からは受け入れの意思表示無し。イランも２００３年
に地震に対する救援の受け入れを拒否したことがある。(P,H)
＊リクード党内でシャロン首相に反対する１３人の議員のうち８人が集
まり、国会での投票に共同行動を取ることを決定。ネタニヤフ氏もこ
の動きに関係している。首相は８人を呼び、考えを聞く。(H)
＊入植者組合が、ヨム・キプールを前にこの１年間の反撤退闘争を反省。
非合法な運動に走って国民の支持を失ったとして、今後は国会での闘
争に力を入れる考えを示した文書を４万世帯に送付した。(P)
＊ガザではまた治安部隊とテロ組織の銃撃戦。治安部隊の検問に、テロ
組織が抵抗したため、銃撃戦になったもよう。(H)
＊治安上の容疑で拘束した外国人の拘留期間を延長する法案を、政府が
閣議で採択。調査権限の強化のためシンベトが改正を求めていた。(H)
＊ガザのフェンスに接近した３人のパレスチナ人を国防軍が射殺。３人
がフェンスに近づいた意図はわかっていない。(H)
＊国防軍への攻撃を目指していたアルアクサ殉教団のメンバー１人を国
防軍がナブラス近郊で射殺。他に２人が逃亡したもよう。(H)
＊ヨム・キプールの行事に参加を呼びかける広告キャンペーンに国家予
算を使うのは違法だと反宗教政党シヌイのポラズ氏が首相に書簡。イ
スラエルでは９５％のユダヤ人がヨム・キプールに断食する。(P)
＊農業省と保健省が鳥インフルエンザ対策を策定。発症例が出た場合、
３キロ以内の家禽を殺処分し１０キロ以内で予防注射を行う。(H)
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2005年10月11日（火）
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＊ヘブロン周辺で女性を含む１１７人のハマス活動家をシンベトが拘束。
停戦発表にもかかわらず、ハマスはテロの準備を続けており、イスラ
エルの民間人を誘拐して捕虜交換を行うことを狙っている。(P,H)
＊今日、予定されていたシャロン−アッバス会談は月末まで延期へ。双
方の隔たりが大きく、打開の見通しが無いため。主な違いはテロリス
ト釈放と、自治政府への追加の武器支給。(P)
＊ヘブライ大学のオーマン教授がノーベル経済学賞を受賞。紛争解決に
おけるゲーム理論が評価された。中東紛争解決の見通しについて教授
は「少なくともあと８０年はかかる」と予言した。(P,H)
＊シャロン首相がリクード議員を招いて夕食会を開催へ。造反議員の動
きに対抗して、党内の融和を図るため。(H)
＊トルコがオスマン帝国時代の土地台帳を自治政府に引渡しへ。英国委
任統治時代の前にパレスチナ人が土地を所有していたことを証明する
有力な証拠となると見られている。(H)
＊国防軍兵士の自殺者が今年初めから３０人に達していることが判明。
西欧世界の同年代の男女に比べて特に高いわけではないが、戦死者数
を上回っているため、軍は自殺予防策を検討中。(P)
＊アラブ誌が１７のアラブ諸国で行った世論調査で、人々が「民主化」
を求めていることが判明。しかし、人々の希望は反米、イスラム的な
政府で、女性の政治参加はあまり支持が集まらなかった。(P)
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http://www.zion-jpn.or.jp/p0404.htm へどうぞ
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［情報源略号表］
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretzdaily.com/
7=アルツ７ http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
［転載・引用・再配布について］
教会活動等の非営利目的ならばＯＫです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
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発行：「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集：石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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