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□アラブ連盟使節団が銃撃される 和解説得にイラク全派が冷淡 [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1434217/detail
アラブ連盟使節団が銃撃される 和解説得にイラク全派が冷淡
【アルジャジーラ特約10日】イラク国内の対立する三派、イスラム教シーア派、同スンニ派、クルド人の和解を図ろうとするアラブ連盟使節団を乗せた車列が10日、武装分子に銃撃された。アルジャジーラの取材によると、警護要員のイラク内務省戦闘員二人が殺され、六人が負傷した。
同国内務省の情報局長、フセイン・アリ・カマル警察少将によると、アラブ連盟使節団10人を乗せた車両部隊が警護されながらバグダッド市内の高速道路を走行中、沿道の民家に潜伏していた武装分子が発砲した。使節団は無事だった。
攻撃したグループは不詳。しかし、イラク政府は国内和解の協定を成立させようというアラブ連盟の提唱を拒否していた。政府部内のシーア派、クルド人は連盟の動きに懐疑的である。
アラブ連盟が2003年の米軍侵攻以後、イラクで直接的な役割を担おうとしたのは今回が初めて。アハメド・ビン・ヘリ使節団長はイラク大統領、シーア派、クルド人の両副大統領その他の要人と合い、和解会議の計画を実現するよう努力していた。
アラブ連盟使節団は先週末、イラクに到着、15日の憲法草案に関する国民投票の後、「国民和解会議」を開催するための基礎作業に入っていた。この日、バグダッドのウマル・クラ・モスクを訪問、スンニ派団体のムスリム学識者協会と会談した。同協会は15日に予定される新憲法草案についての国民投票に反対するようスンニ派教徒に呼び掛けていた。 イラクのメディアは同日、投票について報道するとともに、5日間のうちに投票権を行使するよう促したが、スンニ派の憲法草案に対する敵意は和らいでいない。
同団長は「これはイラクを支援するためのアラブの使節です。イラクの建設のために来ました。兄弟たちが、特別なグループの利益ではなく、イラクの国益を保持するのを助ける最善の道を探るため、話をしているのです」と語った。
タラバーニ大統領は会談後、「来訪はないよりましだが、いかにも遅い」と感想を述べた。同大統領は、和解会議に誰を招くのかが問題だとして、穏健なスンニ派は歓迎するが、暴力に関与する者は参加させないと語った。
(翻訳・ベリタ通信=日比野 孟)
2005年10月11日16時07分