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2005年10月09日11時36分
パキスタン北部の地震で大きな被害が出ているとみられるカシミール地方は、パキスタンとインドが47年の分離独立以来、領有権を争ってきた紛争地だ。双方が同地方すべての領有権を主張しているため、この地域には画定した国境はなく、「停戦ライン」が引かれているだけ。しかし、印パ両国関係はこのところ改善しているうえ、過去にない規模の自然災害であり、救助活動などでの協力を通じて両国関係が改善する可能性も考えられる。
被害が大きい地域は、両国の軍が展開しており、一般国民は近づけない。今回もインド軍は被災地の一部を封鎖し、報道陣の立ち入りを禁じた。
同地域は比較的地震が多いほか、今年2月には大規模な雪崩が起きてインドで300人近い死者が出たが、連携した災害対応はなかった。両国が救助活動で協力に踏み切るかどうかは、両政府の高度な判断となっているとみられる。
http://www.asahi.com/international/update/1009/009.html
カシミールはより復興に寄与した国のものにしたらどうか?