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イラク国民との連帯会議への挨拶(全訳)/サラハ・アル・モフタール
http://www.asyura2.com/0510/war75/msg/400.html
投稿者 white 日時 2005 年 10 月 08 日 20:51:13: QYBiAyr6jr5Ac
 

□イラク国民との連帯会議への挨拶(全訳)/サラハ・アル・モフタール

 http://blog.mag2.com/m/log/0000169265/106503709?page=1#106503709

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イラク・レジスタンス・レポート(日本語版)      転送・転載可
  編集・発行 山本史郎 
  webサイト 
    http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
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           ※ 今日紹介する主な内容 ※

<日本語版だけの号外>

 ☆イラク国民との連帯会議への挨拶 (全訳)

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☆★イラク国民との連帯会議への挨拶 
サラハ・アル・モフタール
イラク友好と平和・連帯機構議長)
2005年9月29日
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http://www.albasrah.net/ar_articles_2005/1005/mukht_051005.htm

 親愛なる友人および同志の皆さん

 まず初めに、アメリカによる植民地的イラク占領に反対して戦うイラク
国民とともに、この連帯会議を組織していただいたことに感謝したい。私
たちはイラク国民に対する占領軍の犯罪と、占領勢力および傭兵たちによ
る全イラクの破壊を暴露する権利を否定されてきました。アメリカ政府は
西側メディアとアラブ系メディアの双方に命令し、あるいは圧力をかけて、
アメリカとイギリスがイラクにおいてなした上述の犯罪を暴露する機会を
バース党とナショナリストに与えないようにしてきたので、皆さんの準備
した会議がイラクの状況を伝えるための大きな機会となっています。

 友人および同志の皆さん

 この2年半にわたってイラクがこうむった苦難の根源は、古典的なタイ
プの植民地主義であり、イラクに対する血なまぐさい軍事侵略の形をとっ
て、今までに約25万人の人間を殺してきました。また、空爆によって、
あるいは全市・全村ぐるみ破壊攻撃によって、住民はそれらの都市や村落
を離れるように強要され、食料も水も電気その他の基本的な必需品や公共
サービスもないまま、砂漠での生活を強いられています。

 全市ぐるみ破壊の好例は、ファルージャその他の都市で起こった事態で
す。大虐殺のもう一つの手段は、たとえ相手が無実の人々であったとして
も、アメリカ兵がいわゆる「テロリスト」だろうと考えたイラク人市民に
対しては、手当たり次第に発砲する許可をアメリカ兵に公然と認めたこと
です。そうして最後的に、何十もの米軍収容所で拷問されて死に至った者
もふくめて、25万人が殺害されたのです。

 イラク侵攻の最初の時期、占領軍が外国人傭兵をけしかけて、政府中央
官庁と経済機構、保健所、治安機構、報道・情報機関などイラクのあらゆ
る国家機構を破壊し火を放ったときに、占領の植民地的な性格が明らかに
なりました。破壊をまぬがれたのは唯一石油省のみで、アメリカ軍は外国
人傭兵と訓練したギャング集団から石油省だけを守ったのです。その前に
は、イラクの領土を占領した最初の日に、アメリカ軍はイラク南部の油田
地帯を支配しました。その地域にある軍事目標を占拠したり破壊するより
も前のことです。

 親愛なる友人のみなさん

 素早いイラク占領を可能にするために最大限の兵力を投じ、侵攻過程で
は毎日何百人ものイラク人市民を殺害したことによって明らかになった占
領の植民地的性格は、これこそまさに、イラク人の報復を決定づけるもの
となりました。占領軍の投入した最大規模の兵力は、イラク人武装レジス
タンスを最大規模の勢力に育てることになったのです。バグダッド占領の
あと、イラク最後の選択となった武装レジスタンスは、最初から大規模な
ものとしてスタートし、イラクの北から南まで、東から西の辺境地帯まで、
ほとんどの都市と村落を網羅するものとなったのでした。

 おそらく皆さんはこう尋ねるでしょう−−最初は人々の支持と構成メン
バーを徐々に増やしていくというゲリラ戦術を採用するというのでなく、
初めから巨大で大衆的な武装闘争としてイラク・レジスタンスが始まった
のはどうしてなのか? このイラク武装レジスタンスのユニークな特徴に
ついて説明しましょう。

 イラク・レジスタンスの最も顕著でユニークな特徴は、占領と戦う準備
の整った大量の大衆的な組織が、イラクのいたるところに即座に姿を現し
たことです。バグダッドが占領された日、フセイン大統領の像倒壊を報道
したハリウッド映画のような展開とは別に、アメリカ軍は恐るべきレジス
タンスに直面し、バグダッド市内でも少なくとも4ヶ所で大規模な戦闘が
発生しました。

 バース党員は地下に潜るように命令を受けとると、即座に武装レジスタ
ンスを開始し、戦争の第2幕すなわちゲリラ戦術を開始しました。歴史的
な教訓を皆さんに思い起こしながら、イラク・レジスタンスのこのユニー
クな特徴とゲリラ戦術の採用に注目してください。もし皆さんが近代史に
目をむけるならば、外国の占領に対する武装レジスタンスは、限られた数
の自由の戦士によって展開される攻撃から、さらに複雑で大規模な軍事作
戦へと段階的に始まっていることに気づくでしょう。

 武装レジスタンスの拡大は、その宣伝にも依存していました。というの
は、敵の軍事的に武装した部隊を攻撃することによって、自由の戦士がま
すます人々の認識にのぼるようになり、敵に大きな損失を与えるという意
味です。そうすることによって、人々が武装レジスタンスに合流し始め、
一歩一歩、そして何年かたつと、武装レジスタンスが武装革命に成長転化
するのです。この歴史的事実は中国、キューバ、パレスチナの革命にも適
用されたはずです。

 しかしイラクでは、私たちはそれと異なる話を知っています−−武装レ
ジスタンスは侵略される何年も前に準備されていて、実際に、1991年
の侵略(=いわゆる湾岸戦争)の後に大きな労力を払って、バース党の義
勇軍であるイラク国民軍がゲリラ戦術に関する集中的かつ専門的軍事訓練
を受け、そのほかに、バース党は侵略に備えてフェダイン・サダムと呼ば
れる新組織を創設して、250万人以上の若者をそのメンバーにしました。
最後にバース党は700万人のメンバーからなる新しい軍隊として、訓練
を受けた国民軍としては最大規模のエルサレム軍を創設しました。

 バース党はいかなる外国にも依存しないですむように、外部から何らの
支援を受けなくとも10年間戦うのに十分な弾薬とともに、何百万丁もの
銃をイラク国民に分散し、格納庫のほかにも、秘密の兵器庫に蓄えたので
した。バース党は地下で多くの科学者と軍の専門的な司令官を兵器生産と
弾薬製造、兵器の修理に割り当てました。

 親愛なる友人の皆さん

 イラクが侵略を受けた場合には、訓練を受けてゲリラ戦を始める準備を
したイラクのおよそ1000万市民のなかから、イラク指導部は高度に洗
練された精鋭を選出し、侵略から間を置かずに大衆的な武装レジスタンス
を始められるようにしました。イラク人の革命的運動が小さな部隊による
小規模かつ限定的な攻撃から始まるのでなく、占領直後の数日から大規模
な軍事作戦をともなって始まった理由がここにあります。この事実は、イ
ラク人はアメリカ軍を花束を持って歓迎すると考えていたアメリカ政府に
とって、最大のショックと驚きでした。1年もしないうちに、イラク武装
レジスタンスはイラクの主要都市を占領者に敵意を抱き武装レジスタンス
の自由の戦士には好意を持つようにさせることによって、それらの諸都市
をほとんど解放しました。

 そのようなレジスタンスの支配をものがたる最高の例は、アメリカ軍司
令部や米国大使館、バグダッド傀儡(かいらい)政府などが位置するいわ
ゆる「グリーン・ゾーン」です。アメリカ人と傀儡勢力は、グリーン・ゾ
ーンの外には出ることができず、アメリカ軍の命令はイラクにおけるどの
地域にも10分以上滞在してはならないとしています。その理由は、レジ
スタンスの情報収集機関がレジスタンスの中央指導部に通知し、米軍だけ
に限定した攻撃がおこなわれるからです。

 同志ならびに友人の皆さん

  数ヶ月後には、侵略前に創設された元からの組織も合流したことによ
り、あるいは旧来の組織とともに占領者と肩を並べて戦うために新しい組
織が編成されたことにより、何千人ものイラク人が武装レジスタンスに参
加しました。したがって武装レジスタンスは当面、バース党のレジスタン
スとして始まったという事実にもかかわらず、すべてのイラク人、アラブ
人、クルド人、トルコメン、シーア、スンニ、さらにはナショナリスト、
左翼、イスラム主義者、部族指導者などを代表するものとなっているので
す。この事実は、イラク・レジスタンスが国民的運動であり、生まれたと
きからあらゆる国民政党、すべての宗派、すべての民族、すべての宗教を
代表していることを意味しています。

 親愛なる友人の皆さん

 最近になってアメリカ合衆国の当局筋と多くの政府高官は、米国議会の
テッド・ケネディーが昨年語っていたように、イラク侵略は大きな間違い
であり、おそらくはアメリカ史上最悪の誤りであったと認めはじめていま
す。数日前にはマイヤー将軍(米統合参謀本部議長/訳註:最近退任した)
が、イラク人の武装レジスタンスを打ち負かすことは第二次世界大戦での
勝利よりも重要であり、イラク戦争はベトナム戦争よりも重要になってい
ると発言しました。

 イラクにおけるアメリカの危機を描きあげるためには、私たちはマデリ
ーン・オルブライト夫人(元・米国務長官)が同じく数日前に言ったこと
−−イラクでの陰鬱(いんうつ)な日々を覚悟しなければならない−−を
思い起こさなければなりません。そこで重要になってくる疑問はこうです
−− なぜ米軍トップの将軍や元政府高官たちはこんなに騒々しくわめく
のでしょうか? 

 この回答はひじょうに単純であり、ひじょうに明瞭です。イラクの武装
闘争は最終段階にたちいたり、この局面では占領者は軍の全面崩壊に直面
するとともに、特にイラクから全面撤退するというイラク・レジスタンス
側の条件を無条件に受け入れなければならないのです。

 同志ならびに友人の皆さん

 イラク・レジスタンスがもたらす歴史的勝利の陰に隠されている秘密は
なんでしょう? さしあたってイラク国民の圧倒的多数が限りなくレジス
タンスを支援しているという事実を脇に置くとしても、イラク・レジスタ
ンスの勝利の陰に隠された重要な理由を2つ指摘しなければなりません。

 第1に、前もって準備されていたレジスタンスは、特に侵略の2年前に、
米国の財政を可能な限りイラクで破綻させることを基本とした戦略を採用
しました。どうあってもこの戦争の財政的コストを保証するために、イラ
クに駐留する米軍はアメリカ市民の税金によってまかなわれることになり、
それはイラク侵略がイラクから巨額の金銭と利益を略奪するかわりに大変
な重荷になるということを意味します。この計画のもう1つの側面は、石
油を系統的に輸送するパイプラインを攻撃することによって、アメリカ合
衆国にイラクの油田を開発させないというものです。

 イラク・レジスタンスの勝利の陰に隠された重要な理由の第2は、おそ
らく米国がイラク・レジスタンスと戦うために、自国軍兵士を守ろうとし
てデッチあげるであろうイラク人の盾(たて)−−例えば新しい軍隊、新
しい治安部隊、新しい警察といったアメリカ軍の人的犠牲を最小限におさ
える目的のためのもの−−を粉砕すると決めたことです。なぜなら、アメ
リカ軍兵士を殺傷することは、徐々にアメリカ本国内で一般国民を戦争に
反対する方向へむかわせることになるでしょう。

 イラク現地に目を向けると、民間企業の社員といった別名でイラクに招
き入れられた外国人傭兵の主要組織を粉砕するかたわらで、イラク・レジ
スタンスが上述のようなイラク人の武装部隊を首尾良く中立化させ弱体化
させてきたことに皆さんは気づくでしょう。米国にイラクの石油を財源と
して使わせないようにすることによって、またアメリカ軍に甚大な犠牲を
与えることによって、イラク・レジスタンスは米軍兵士の士気と米国の財
源を確実に崩壊させてきました。

 親愛なる友人の皆さん

 これまで述べてきた事実を考慮すれば、イラク・レジスタンスはアメリ
カ軍と傀儡(かいらい)政府に対する軍事作戦を強化・拡大して、占領体
制の崩壊の時を引き寄せてきました。この展開の過程で、武装レジスタン
スは主要なレジスタンス組織の統一を宣言し、主だったレジスタンス運動
の統一指導部を確立し、イザット・イブラヒムをイラク・レジスタンスの
野戦司令官として選出しました。

 その一方で、レジスタンスは解放後のイラク政府が連立政権となり、武
装レジスタンスに参加し、これを支持している国民的指導者と宗教指導者、
部族指導者に加えて、現在の武装闘争に参加しているすべての組織を代表
するものとなります。解放の2年後に、イラクの新政府を選出する総選挙
の自由投票がおこなわれます。

 皆さんにお伝えしたいことは、武装レジスタンスはイラクにおける主要
勢力であり、その他にはイラク人の主要な勢力はなく、すべてのグループ
と政党は新しいものも古いものも、2003年9月に宣言された政治・戦
略プログラムを支持しなければならないということです。平和的なレジス
タンスはイラクでは武装レジスタンス以外に合法性を持たず、イラクのす
べての政治組織は占領勢力との妥協を排して、また憲法草案をめぐる国民
投票への参加のようないわゆる政治プロセスへの参加を拒否して、このプ
ログラムを支持すべきです。憲法採択の国民投票は、イラクを宗派と人種
にもとづいて三つの小さな国に解体することを確実にするために、アメリ
カ政府によってイラクに押しつけられたものなのです。レジスタンスはい
かなる選挙、国民投票への参加も占領体制を認め、その合法性をデッチあ
げることにつながるだろうと考えます。

 同志ならびに友人の皆さん

 私たちはイラクにおいて武装レジスタンスが最終的にな勝利することを
楽天的なほどに確信しており、ナショナリストと進歩勢力のあいだの内部
抗争の半世紀を終わらせるために、今私たちが創設に尽力している民族民
主戦線を通じて、来るべき解放政府がすべての国民的運動を代表するであ
ろうことに一切の錯覚を抱いていません。

 来るべき課題が占領勢力の挑戦よりも危険であるだろうという理由だけ
でなく、国民政党間の差異は血まみれの争いとか対立の理由とはならない
と考えるがゆえに、新しいイラクは生まれながらにして民主主義であり、
国民戦線によって統治されるでしょう。。国民政党間の差異は正常さの現
われであり、兄弟・同志間における自然な差異なのです。

 世界に関していうなら、アメリカ合衆国をうち負かすイラク・レジスタ
ンスの勝利というきわだつ成果は、世界に新時代の始まりを告げるものと
なります。なぜならば、それは世界に対するアメリカの独裁的な君臨に終
止符を打ち、社会正義とすべての国家間の平等、あらゆる者のための自由、
あらゆる者の繁栄、すべての人間への尊敬を特徴とする新世界秩序にむけ
て真剣に働くことを呼びかけるでしょうから。

 メソポタミアの地(イラク)から歴史が始まり、最初の文明が出現し、
そして今、私たちイラク人が、バビロン文明の子孫が、ふたたび歴史の創
造をおこない、アメリカ合衆国という悪の帝国に対する武装闘争の中心地
バグダッドから人類解放の行進が始まりました。何十万ものイラク人が自
由な人間の気高い原理のために命をなげだす覚悟でみずから準備してきた
ことですから、この行進は決して中断することはありません。


 イラク武装レジスタンス万歳

 解放と社会主義に勝利を

 世界中で一般市民を暗殺する者を辱めよ

 アメリカ占領軍の収容所に囚われたすべてのイラク人に、
   特にイラク・レジスタンスの創造者フセイン大統領に自由を
 

サラハ・アル・モフタール
イラク友好と平和・連帯機構議長

2005年9月29日


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イラク・レジスタンス・レポート
 日本語版:http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
    イラク情勢ニュース(URUK NEWS)の重要な構成部分です。
 英語版:http://www.albasrah.net/moqawama/english/iraqi_resistance.htm
    Iraqi Resistance Report : 
    Translated and/or compiled by Muhammad Abu Nasr,
    member, editorial board, the Free Arab Voice 
 イラク情勢ニュース URUK NEWS
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 メール宛先: uruknewsjapan@ybb.ne.jp  
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