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ライス米国務長官、中央アジア訪問へ 対米協調働きかけ
2005年10月05日11時25分
http://www.asahi.com/international/update/1005/013.html
米国務省は4日、ライス国務長官が10〜13日の日程で、アフガニスタンとキルギス、カザフスタン、タジキスタンの中央アジア諸国を訪問すると発表した。中央アジアでは中国・ロシアと米国が影響力確保を狙って牽制(けんせい)し合っており、米側には長官の訪問を通じて中央アジアとの関係再強化を図る狙いがありそうだ。
中央アジアのキルギスでは、今年3月に15年近く続いたアカエフ政権が崩壊した。国務省のマコーマック報道官は4日の会見で、長官の訪問目的について「政治、経済改革などを後押しすること」を挙げた。
一方、米国にとっての中央アジアの戦略的意義は、01年の同時多発テロをきっかけに米軍が展開したことで高まった。ところが、中ロと中央アジア4カ国で構成する上海協力機構(SCO)が7月、事実上の米軍撤退を求める声明を採択。中ロを中心とした米国への一極集中への警戒感が噴き出した。
これに対し、米国は同月、ラムズフェルド米国防長官をキルギスとタジキスタンに派遣。対テロ戦争への協力を改めて取り付けた。ライス氏はこうした経緯を踏まえて対米協調路線を取るよう各国に働きかけると見られる。