★阿修羅♪ > 戦争75 > 286.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
在韓米軍装備の多くに欠陥 昨秋判明、大慌てで修理
http://www.sankei.co.jp/news/051006/kok026.htm
米軍が朝鮮半島有事に備えて在韓米軍に事前配備している戦車などの主要装備の多くが、即時実戦使用に耐えられない欠陥状態だったことが発覚、国防総省が大慌てで修理していたことが5日、明らかになった。ワシントン・ポスト紙が未公表の米政府監査院(GAO)報告書などに基づいて報じた。
同紙によると、装備の欠陥は昨年10月に発覚したが、米軍上層部は「不正確な報告」しか受け取っておらず、北朝鮮が核保有宣言した今年2月ごろまで、装備が十分に使用可能な状態にあると信じていた。GAOの報告書は「もし敵対行為が起きていれば、これらの装備を使った反撃開始は数日間遅れていただろう」と指摘しているという。
欠陥が見つかったのはM1A1戦車や、ブラッドレー装甲戦闘車、パラディン自走りゅう弾砲など。エンジンの故障や砲身のひび割れなどで、全体の半分から8割の装備が「任務遂行不能」とされた。現在は正常な状態に戻ったが、中には修理に1000時間以上必要だった戦車もあったという。
■在韓米軍 朝鮮戦争(1950―53年)で国連軍の主力部隊として派遣され、休戦協定後に結ばれた米韓相互防衛条約に基づき、陸・空軍を中心に約3万7000人が駐留。在韓米軍司令官は在韓国連軍、米韓連合軍司令官を兼務し、有事の際の韓国軍に対する作戦統制権を保持する。在外米軍の世界的な再編の一環として、2008年までに約1万2500人の削減が決まっており、04年11月には担当していた板門店の共同警備区域(JSA)の警備任務を韓国軍に移管した。
(共同)
(10/06 10:00)