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http://la-news.cocolog-nifty.com/lanews/2005/10/1796_e450.html
1796アメリカ、ニカラグアを注視(051004)
2005/10/06
アメリカのロバート・ゼーリック国務次官は、野党の結束した反ボラーニョ大統領行動を辞めないと、経済援助や自由貿易協定から除外されるかもしれないと述べた。
4日、マナグアを訪れた次官は、ニカラグア到着前、同国の民主主義を「程度が低い」と、さらにマナグア到着後には、野党勢力の行動を「堕落」と評した。
ゼーリックはさらに、堕落行為に係わっている人物についてビザを認めないとした。
エンリケ・ボラーニョ大統領は、左派サンディニスタのダニエル・オルテガと右派自由党のアルノルド・アレマンを「クーデター」行動だとして非難している。
アメリカは、次期選挙でサンディニスタが権力に復帰することを懸念し、ボラーニョ政権を無条件で支持することを明らかにしている。
サンディニスタ民族解放戦線(FSLN)は、1979年武力革命で政権につき、1990年選挙で敗れて下野した。
ニカラグア危機は、米州機構(OEA)に問題提起され、同機構の人権委員会は、ミッションの派遣を検討している。
<写真左:ゼーリック次官は、ニカラグア現政権支援を明らかにした。写真右:ボラーニョ大統領は、野党の行動はクーデターだと非難した。>
(051004BBC Mundo,Foto=BBC Mundo:EE.UU.pone el ojo en Nicaragua)
前回のニカラグアの大統領選挙のときも米国は露骨に介入しました。左派サンディニスタはイラクのフセイン政権と繋がっているテロリストであり、従ってサンディニスタが政権につくと(米国への移民が多い)ニカラグア人にはビザが発給されないなどという脅しをかけたのです。こういう恥知らずの国を「民主主義の牙城」などと書き、米国の凶暴性が明らかになる中南米情報は黙殺するのが我らが日本メディアのお仕事なので、あまり知られていない事実でありますが。
ところで今、中南米ではオセロゲームのように親米の犬っころ政権が続々、左派あるいは中道左派の政権にとってかわられています。米国とIMFらが押し付けた新自由主義路線の破綻がこの結果を招いたとか色々原因は言われていますが、もし新自由主義路線の破綻が原因であれば、いまさら米国の言いなりのままに新自由主義路線をとろうとするこの国にもそのうち真の革命的な政権が誕生することになるのでしょうか。