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□米軍はイラク西部で大規模作戦を展開 イラク国会議長が反対を表明 [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1425849/detail
米軍はイラク西部で大規模作戦を展開 イラク国会議長が反対を表明した
(アルジャジーラ5日特約)イラク西部における米軍の大規模作戦では、米軍兵士1人が死亡、戦死者の総計は5人となった。一方、米軍は今次作戦でアルカイダ系武装分子42人を殺害したと述べた。
「アイアンフィスト(鉄拳)」作戦は5日で4日目に入り、2500人の将兵が動員されている。5人目の戦死者は即製爆弾による負傷が死因。その他の戦死者は、アンバル州で3日、兵士3人が死亡、シリア国境に近いカラビラで海兵隊員1人が死亡。いずれも即製爆弾によるもの。
イラクのハジム・アルハッサニ国民議会議長はアルジャジーラの取材に対して、米軍作戦はイラク国民に新憲法についての国民投票に参加させる気をなくさせると非難した。
同議長は「率直に言って、私は今回作戦には反対だ。この点に関しては、私は攻撃が始まる前、作戦を中止するように呼び掛けたが、それは、国民がこの作戦を国民投票への参加妨害の意図のものと思い込まないようにという事だった」と語った。同議長は「選挙の時もそうだったが、国民投票での投票率が低かったと後になって話すよりも、別の解決方法がなければならない」とも述べた。
イラク西部における攻勢は「ハンター(狩人)」と呼ばれる全体作戦の一環で、同作戦は、米軍によると、ユーフラテス川流域でアルカイダ系武装集団が自由に活動させないようにし、加えて、「テロリストたちが殺害と威嚇を手段として地域住民に影響力を行使するのを防ぐ」ためだという。
4日に開始された「リバーゲート(水門)」作戦は、バグダッドの西方、ユーフラテス川沿いの三つの市町で索敵するもので、兵力2500人が投入された。
同じく首都西方のラマディ地域周辺では「マウンテニアーズ(山登りたち)」作戦に米軍、イラク軍計900人が従事、10月15日に予定される新憲法の国民投票に先立ち、同地域の安全を確保しようとしている。
一方、イラク警察当局は4日、イラク南部で身柄を拘束された英国人、コリン・ピーター・ウォンリー氏を釈放した。ナジャフ所在のイラク国境警察スポークスマンによると、ウォンリー氏は技術者だが、警察がサウジアラビア国境とナジャフ市間の道路で、ウォンリー氏らの車を停止させた時、同氏とイラク人10人が数台の車に分乗、武器や偵察用器材を運んでいた。同氏はビザなしで不法入国していたため、拘束されたという。
ナジャフの裁判所は5日、ウォンリー氏ら11人を召喚したが、文書を調べた後、同氏を釈放した。
ナジャフはサウジ国境から約200キロ東、バグダッドから約160キロ南にに位置し、住民の多くはシーア派教徒である。
(翻訳・ベリタ通信=日比野 孟)
2005年10月05日21時09分