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□断食月ラマダンが10月4日から始まる [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1425738/detail
イスラム教徒が祈りに明け暮れる断食月ラマダンがアラブ世界では10月4日始まった。
(アルジャジーラ4日特約)各地からの報道によると、アラブ世界は10月4日、イスラムの断食月「ラマダン」に入った。
ハラム・アル・シャリフのある聖地メッカ、預言者ムハンマド・モスクのあるメディナ、アルアクサ・モスクがあるエルサレムはこの日から断食に入った。
イスラム教徒は陰暦に従っており、月々は新月の三日月が確認された日から始まる。1年は太陽暦より約十一日短く、従ってイスラムの祝日は毎年、変わる。1カ月は29日を超えることはない。
イスラム暦は、預言者ムハンマドがメッカからメディナに移った日、今から1426年前に始まる。
ラマダンは一年(陰暦)の第9月で、この間、イスラム教徒は日の出前から日没後まで断食する。この間、何も口にしない。世界で10億人以上のイスラム教徒たちにとって、ラマダンは「神の祝福の月」であり、祈りと断食と施しに明け暮れる。ラマダンは、イスラム教徒が貧しい人々や虐げられた人々に共感を寄せる月でもある。
ラマダンの最中、ほとんどのレストランは日中、店を閉める。家では早起きして、日の出前にスフールと呼ばれる軽い食べ物を食べ、日没後、断食を終えてイフタルと呼ぶ食事をとる。イフタルは普通、デーツと甘い飲み物で始まり、体力の速やかな回復を助ける。
断食には目的がある。自己修養も主な目的の一つで、日中は夫婦も体の触れ合いを避ける。心身を清める目的もある。断食は精神を神に捧げることにより平安をもたらし、信心の友との情愛を深める。太陽が沈むと、食事をとり、続いて日が昇るまで祈りを捧げる。この暮らしが29日から30日間続く。
イスラム教徒にとって、ラマダンはコーランの月でもある。この月にコーランは預言者ムハンマドに啓示された。ムハンマドはアラーがこの世に送った最後の預言者である。ラマダン月の間、コーランを暗記したイスラム教徒は毎日、夕べの祈りの後にコーランの30分の1を読むが、それは約1時間半かかる。
断食月の終わりにはコーラン全章が読み上げられることになるのだ。
断食は信仰告白(シャハーダ)、1日5回の礼拝(サラーハ)、毎年、不動産の2.5%に当たる額の喜捨(ザカート)、一生に一度のメッカ巡礼(ハッジ)とともにイスラムの5行の1つである。多くのイスラム教国ではラマダンの期間中、祈りの便宜のために週の労働日を減らす。(翻訳・ベリタ通信=日比野 孟)
2005年10月05日20時09分