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イスラエル人が安全を確保し、避難を済ませたあとで起きた爆破テロで死亡した、非イスラエル人の中に中国人がいた。
この中国人は単なる観光客かというとそうではない。「members of a delegation from China's University of National Defense」、軍事筋の人間なのである。
爆破は彼らが中国大使館で歓迎の晩餐に参加したあとに起きている。そう。つまり、中国大使館も彼らの訪問を関知しているのである。
こうしたことは中国人被害者について記した、次の新華社記事で確認できる。(新華社に関しては、先に起きたイギリス人工作員が爆弾を所持していたことを明らかにしていたことを思い出される方も少なくないだろう。)
3 Chinese killed in triple Jordanian blasts
http://news.xinhuanet.com/english/2005-11/10/content_3763140.htm
この中国人軍事筋はなぜアンマンにやって来たのだろうか。
そして、同じく被害にあった要人の中にパレスチナ情報局の長官がいたことも思い出される。
彼らは、軍事に関する重要な会談を行う予定だったのではないだろうか。
少なくとも、彼らはイスラエル人のように避難勧告はなされていなかった。
上記のような点は、次などで指摘されている。
Who died, and who didn't, in Jordan
http://xymphora.blogspot.com/2005/11/who-died-and-who-didnt-in-jordan.html
Zarqawi Flubs and Kills Israel’s Enemies
http://kurtnimmo.com/?p=112
AMMAN UPDATE: CHINA'S "NEW COZYNESS" WITH PALI TARGETED
http://www.rumormillnews.com/cgi-bin/forum.cgi?read=81622
今年5月、北京でアッバス議長と胡錦濤主席が会談を行い、友好協力関係を全面的に発展させ、中東和平を積極的に推進するため、共に尽力したいとの意向を表明した。 会談に先立っては人民大会堂東門前広場でアッバス議長の訪中を歓迎する式典が開かれ全国人民代表大会(全人代)副委員長、国務委員、中国人民政治協商会議全国委員会副主席、中国致公党中央副主席らが出席している。
中国でイスラム・テロが起きると在北京の米国大使館が言い出したが、なにやらこれは本当のテロリストの目的をぼかし、不自然さをごまかすとともに実際のテロで避難情報を与えなかったというイスラエルに対する非難をかわすために出したかのようではないか。
もちろん中国とて馬鹿ではないので、即座にアメリカの警告は一蹴したが、嘘を事実にするためのテロを警戒してか、旅行者に対する警戒は忘れていないようだ。
今回被害にあった3つのホテルのうち、2つはパレスチナ人所有のホテル。人的被害に目を向ければイスラエル人は被害なし。一方で、パレスチナ、中国の要人を含めた多くの人々が死亡している。
ザルカウィは、すかさず犯行声明を出したようであるが、毎度ながらまったく見事なイスラエル支援ではないか。
そういえば、ヨルダン出身のチャラビがワシントンを訪れチェイニー、ライスらと会談を行っている。彼らは一体何を話し合ったのだろう。
もしかしたらヨルダン王室は、このテロを、詐欺で追われているチャラビの赦免をしないとどうなるかわかっているな、という脅迫に感じているということはないだろうか。
早速、王室をかつぎあげるようなデモがあったようだが、人数は簡単に組織できる規模のようである。
集会に参加した約400人は、被害を受けたホテル前の幹線道路を練り歩き、こぶしを突き上げた。アブドラ国王の写真やヨルダン国旗を掲げながら、「我々の血を国王にささげる」「ザルカウィのクソ野郎」と激しく連呼した。
http://www.asyura2.com/0510/war75/msg/1404.html
多くのヨルダンの人々はイスラエルの犯行を疑う中でのデモである。小生などは、これは、かつてフセイン像を引きずり回したときにチャラビ派の面々が活躍したというのと似た、プロパガンダと疑っているのだが、少なくともチャラビに対する赦免は世論に逆らうことになるし、「我々の血を国王にささげる」という輩が幅をきかせてくれることはヨルダン当局の願いでもあるだろう。
パレスチナの封じ込めと警告、その意味が今回のテロは非常に強い。ザルカウィを持ち出し、ただただ親米国が狙われたとだけ知らされている日本人はまったく不幸としか言いようがない。