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イラク:多国籍軍の駐留期限延長を採択 国連安保理
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/afterwar/
【ニューヨーク高橋弘司】国連安保理は8日、イラクに派遣された多国籍軍の駐留期限を来年12月末まで延長する決議案を全会一致で採択した。米英に加え、日本なども共同提案国に名を連ねた。多国籍軍駐留延長の「法的枠組み」が整ったことで、今年12月14日に駐留期限切れとなる自衛隊の派遣延長論議が活発化しそうだ。
昨年6月に採択された安保理決議では、多国籍軍の駐留は新憲法下で行われる総選挙(今年12月15日)を経たイラク新政府発足をもって失効するとされ、今年12月末が期限となっていた。今回採択された決議はこの期限を1年延長したものだ。
安保理筋によると、「イラク治安部隊の育成が終わり次第、多国籍軍は早急に撤退すべきだ」と主張するロシアをはじめ、フランスが「半年延長で十分」などと一時反発したものの、決議に「イラク政府の要求がある場合、または、来年6月15日までに多国籍軍の任務を見直す」との文言を盛り込むことで妥協が成立した。
全会一致の背景には、イラク武装勢力によるテロが頻発する治安情勢下、多国籍軍が早期撤退すればかえって治安悪化を招くとの共通認識がある。
毎日新聞 2005年11月9日 12時00分