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かつての社会党。自民党と互角に渡り合ったこの党は残念ながら今は無い。
わずかに残った社民党として存続するだけである。
戦後政治において自民党の暴走を抑えきってきたこの党の退潮を本当に残念に思う。
この様な結果を招いたのは、「ソ連邦の崩壊」である。
「中国」の存在は、「ソ連邦」の存在程には「思想的有効性」を持ち得なかったのだ。
私はイデオロギーを信奉する者ではない。
そうであるが故に、かえってよく見えるのである。
社会党が社会主義イデオロギーの退潮により衰退に至った様がよく見えるのだ。
革新勢力の労働組合は再編され、
その政治家達は保守的政党に飲み込まれていってしまった。
これは自信の喪失に由来するものである。
元々が党派性が強くイデオロギー性が強い政党は、口では開けた事は言っても、
現実行動では党派性を前面に出して融和性を排して頑迷孤立化の道を歩んだ。
これでは国民が政権批判の意思を持っていても、また秘めていてもそれを発揮する場所が見つけることが出来ないのだ。
また、政権批判の意思を頭の中で整理して纏める機会も得られないのだ。
いかに日本国民が政治能力において不慣れで、権利意識が未成熟で、権利行使の意欲が低いとは言っても、政治的関心は高いのであり、批判精神も高いのである。
政治の低迷を国民の責任に帰す事は出来ないだろう。
責任は、「政治的能力が無い」にも拘らず、
自らを「政治家」と名乗っている「政治家達」に在ると言うべきだ。
最早、日本の政治は新しい段階に突入して久しいのだ。
国民は(政治家)に頼らずに、自らで物を言い、
自らで政治を行う時代に入っていると言うのが本当のところだ。
日本は袋小路のファシズムの道を加速させるのか?
または「肥満・グウタラの政治家と官僚達のよたよた歩き」を国民が
足払いできることになるのか?
その意味での本当の緊張が高まっていると言えるだろう。
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