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(回答先: Re: Re:「9・11」事件の謎 ー誰かが事前に知っていた 投稿者 時間を返せ 日時 2005 年 10 月 02 日 07:30:56)
「9・11」事件の謎 ー6
ユナイテッド機はなぜ落ちたか
成澤宗男 週間金曜日、2002年12月13日号
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乗客が「ハイジャック犯」と格闘し、その結果墜落したとさ れるのが、ユナイテッド航空93便だ。しかしその後明らかに なったあらゆる事実は、この美談を疑わしいものにしている。
歴史的な惨事が生ずると、 時に崇高な自己犠牲の精神が 発揮される美談が生まれる。
古くはタイタニック号の遭難 (略)そして、昨年(2001年)の 「9・11」事件でも同じであった(略)「ハイジャック犯」 と格闘して旅客機がコントロ ール不能となり、墜落して命 を落としたとされるユナイテ ッド航空93便(以下、93便と 略)の乗客たちがいる。
ブッシュ大統領をはじめF BI(連邦捜査局)のモロー 長官など、米政府高官はこぞ って後者の人々を「英雄」と 称え、米『ニューズウィーク』 誌は、「祖先のように圧制をは ねのけて立ち上がった」、「市 民兵士」とまで呼んだ。
だが、こうした「英雄神話」 だけで、93便の乗員・乗客四 五人が死亡した悲劇を単純化 することはできそうにもない。
さまざまな目撃証言
昨年(2001年)9月11日の午前 10時6分、93便は、ペンシルベ ニア州の片田舎にあるシャン クスビルという村の旧炭坑近 くに墜落した。地面に激突し た瞬間の唯一の目撃者という L・パーボー氏の証言では、 「コントロール不能」で墜落 したという説が疑わしくなる。
「ほんの一瞬でしたが、スロ ーモーションの映画を見てい るようでした。振動で機体が 揺れたかと思ったら急降下し、 機首を裂いて巨大な爆発があ り、地面に突っ込んだのです。
即座に、誰も助からないだろ うと思いましたね」(英『イン デペンデント』紙今年(2002年8月13日付)
衝突の瞬間は目撃せずと も、93便を視界に収めた住民 が何人か存在するが、彼らの
証言はパーボー氏と食い違う。 その一人、K・レバーナイト 氏が、「煙はなかったよ。まっ すぐ落ちたんだ」( デイリ ー・アメリカン』紙昨年(2001年)
9月12日付)と述べるなど、「爆 発」について触れた目撃者は 現在までほかに現れていない。
では、93便は地面に激突す るほんの寸前に「爆発」した のだろうか。さらに、この限
られた時間に目撃されたのは 93便だけではない。少なくと も六人の住民が、低空を飛ぶ
謎のジエット機を見ている。 そのうち、最も詳しい証言 をしているのは、S・マック ルウェーインさんという51 歳の女性だ。
「自動車を運転中に、頭上を まっすぐ通過したのです。白 くてマークが何もなく、後ろ にエンジンがあって巨大な尾 翼と二つのフィン(垂直安定 翼)がついてました。間違い なく軍用機です」(英『デイ リー・ミラー』紙今年(2002年) 9月13日付)
パーボー氏も、「白い飛行機 が、墜落現場上空を二回旋回 するのを見ました」と語って
いるが、いずれもその特徴は ほぼ共通している。
別の飛行機はいたのか
同時に目撃談をもとに政府 側の発表を検討していくと、 実に不可解な印象を受ける。
まずこの戦闘機らしき飛行機 は、当然「ハイジャック機」 を迎撃するため飛来した可能
性があるが、はたしてこの類 いの機種が現場にいたのかい なかったのか、政府内部で食
い違いが生じているのだ。
これまでの公式発表では、 州空軍統監のG・ウェバー将 軍は「州空軍をはじめ他のい かなる軍用機も93便を追跡す るため迎撃していない」と述 べているが、国防総省のP・ ウォルフォウィッツ副長官は 「空軍は93便を追尾していた」 と言明。一方、北米防空司令 部(NORAD)の広報官は、 「93便を追跡していたかどう かについては否定も肯定もし ない」と発表している。
さらに、当初FBIは「墜 落現場付近に他に飛行機はい なかった」という見解だった。 だが、途中から目撃証言が報 道されたのを意識してか、「民 間のビジネスジエット機のフ ァルコン機が、当局からの要 請で現場を観察していた」(英 『インデペンデント』紙今年 (2002年)8月23日付)と変 わっている。
だが、当日9時45分の時 点で、全米の飛行空域では民 間航空機は直ちに最寄の飛行
場に着陸するよう緊急指示が 出ていた。上空を飛んでいる こと自体、ありえないのだ。 (略)
一方、ニューハンプシャー 州のある管制官は、報道規制 を無視して「1機のF16が93 便を追跡し、墜落も見ていた はずだ」と証言。現場から約 96キロ離れた地震観測所の 計器も、9時22分に音速機 (ほぼ軍用に限られる)の衝 撃波音を記録している。
軍全体が一致してF16の存 在を認めてかまわないはずだ が、なぜ見解がまちまちなの
か。しかもかりに上空にいた としても、識別マークのない 配備中の戦闘機・戦闘爆撃機 は存在しないので、話はミス テリーじみてくる。
だが、ホワイトハウスと軍、 FBIが一致する見解はあ る。墜落は「英雄」たちの決 死的行為の結果、機体操縦が 不可能になったのが原因で、 当然93便は「撃墜もされてい ない」(注1)というものだ。
だがこの点についても、現 在までのさまざまな報道で疑 問が投げかけられている。
「英雄」美談の真実
この「英雄」たちのストー リーが誕生したのは、乗客で 「ハイジャック犯」と闘ったと いうT・バーネット氏やJ・ グリック氏らが機内から数回 かけたという携帯電話を、家 族がメモや記憶で再現したも のに多くを負っている。
これまで「自分が死ぬのは 分かっている。われわれ三人 は、あることをやろうとして いる」(注2)といったバーネ ット氏らの「肉声」などが断 片的に新聞などで伝えられて きたが、実際に機内で何が起 きたかについてはほとんど伝 えられてこなかった。
その最大の理由は、「9・11」 事件で「ハイジャック」され た四機の旅客機のうち、唯一 機能が維持されたまま回収さ れたという93便のブラックボ ックスが、これまでの航空機 事故の例に反して公開されて こなかったため。パイロット と航空管制官のやり取りも非 公開のままで、さらに管制官 に対してはなぜか現在も報道 関係者のインタビューが禁止 されている。
ブラックボックスは、事故 30分前から操縦室内の声を 録音するコックピット・ボイ ス・レコーダー(CVR)と、 25時間にわたって飛行機の 高度やスピード、エンジンデ ータなどを記録するフライ ト・データ・レコーダー(F DR)の二つによって構成。
特にCVRについては、異 例にもFBIは「捜査中」と か「かえって遺族を傷つける ことになる」との理由で、公 開を拒んできた。しかし、当 の遺族の強い要求で今年(2002年) 4月、ニュージャージー州のホ テルで、遺族だけを集めてや つとCVRが初めて公開され たものの、かえって事件の闇 を深める結果になった。
当日出席したK・ナック氏 は、事故で兄を亡くしている が、「衝撃的な録音はなかった。 音質がひどかった」と証言し、 テープは衝突三分前で音が途 切れているという。別の匿名 の遺族は、争ったような音が 聞こえたというが、やはり最 も決定的と思われる最後の三
分間が無音だったという ((『フィラデルフィア・デイリ ー・ニュース』紙今年(2002年)9 月16日付)。
このため、機内の状態を客 観的に示す唯一の公式記録で あるCVRの内容からは、「乗
客と”犯人”との格闘で墜落 したというのは推測にすぎな い」(前出『デイリー・ミラ
⊥紙)という結論を導き出 されざるをえないだろう。3 分間の空白についても、FBI をはじめすべての捜査機関 からは何の説明もない。
では、墜落原因は謎のまま なのだろうか。残された手が かりは存在する。ここで、再 び事故当日の現場に戻ろう。
なぜ破片が空から 降ってきたか
特に関心を引くのは、「空か ら飛行機の破片が落ちてきた」 との、多くの住民の証言だろ う。さらに、93便が積んでい た郵便物やシートの破片など が、現場から13キロも先で 見つかり、1トン以上あるエ ンジン部分も胴体から離れ、 1・8キロ離れた場所に転が っていた。
FBI側は、これについて 「風で郵便物などが運ばれた。 また、墜落時の衝撃が強いた めにエンジン部分が飛ばされ た」と説明している。だが、 当日の風速はごく弱く、紙類 をそんな遠くに飛ばすのは考 えられない状態だった。また、 現場はきわめて柔らかい士壌 で、衝突直後にエンジンだけ をはずみで1・8キロも先に 飛ばすのは困難だ。
しかも、胴体部分を除き、 「残った最も大きな残骸部分 が、電話帳よりもやや大きい ぐらい」(注3)というほど機 体が細分化していたという。
もはや、93便が単純に地上 に落下した可能性は薄いこと がうかがえよう。前述のパー ボー氏の証言が再び注目され るゆえんだ。では飛行機が航 行中に爆破したとして、内部 からなのか、それとも外部か らの攻撃によるものなのか。
興味深い証言がある。地元 シャンクスビルの村長が、「ミ サイルの発射音を聞いた人間 を二人知っている。F16も近 くにいた」と事件後に発言し ているのだ(『フィラデルフィ
ア・デイリー・ニュース』昨 年(2001年)11月15日付)。
いずれにせよ93便のように 「9・11」事件では、なぜこ れほどまでに不可解な事例と 理解しがたい情報規制が多い のか。(略)
このため六月には、ジャー ナリストや民間の研究者らが 集まり、「政府や議会では『9・11』の実態が解明されない」 として、ワシントンで独自の 真相究明を目指す「未解答の 疑問」という名のグループを 発足させた(注4)。
その共同設立者の一人であ るK・ヘンス氏は、93便につ いては「ミサイル撃墜」説を とりながら次のように語る。
「“ハイジャック機”の撃墜 は、大統領が認めれば可能で す。ただ93便は、さまざまな 情報から重要施設に追突する はずだったのが、何かの原因 で着陸する状態に向ったと推 測できる。そのため、誰かが それを阻止したのではないか。 本当にハイジャックがあった のかなど、事件の謎の核心が 明るみに出ると困る勢力が動 いたのだと思います」
「いかに困難でも、真実は必 ず明らかになるでしょう。で も、ブッシュは『9・11』を 口実にイラクヘの攻撃などを 行なおうとしています。であ る以上、少なくとも政府の事 件についての説明が疑わしい という事実を当面訴えていき たい。この怪しげで疑惑だら けの事件が、大量の血が流さ れる戦争の名目にされてはな らないのですから」
(注1)「Operation911-NoSuicidePilots」
http:www.rense.com/genera118/opp.htm
(注2)バーネット氏らの会話内容は「FLIGT 93 TIMELINE」
http://www.unansweredquestions./timeline/
AAflight93.htmlから参考。なお、「機内か らの携帯電話」は墜落八分前からすべて止まったと され、機内の様子をさらに分からなくしている。
(注3)(注1)と同。なお、胴体部の各破片も、大 きめのテーブルほどの大きさしかなかったと報道さ れている。
(注4)「UnansweredQuestions.Org」
http://www.unansweredquestions.org/topic-php?tid=59 を参照。
※今回の連載にあたっては、時間・場所等の基本的 データ「THECOMPLETE9/llTIMELINE」
(http://www-unansweredquestions.net)を主に参 照した。