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朝日新聞からhttp://www.asahi.com/international/update/1107/024.htmlより引用
アゼルバイジャン議会選で「多くの不正」 監視団が声明
2005年11月07日23時18分
アゼルバイジャンの中央選管によると、6日行われた同国の議会選で、アリエフ大統領の与党「新アゼルバイジャン」が定数125の議席の過半数を獲得し、勝利した。しかし、欧州安保協力機構(OSCE)の選挙監視団は7日、選挙では多くの不正が行われ、国際水準に達していないとの声明を発表。野党も街頭での抗議行動を強める構えだ。
「民主的な選挙の条件をすべて整えた」と強調していたアリエフ大統領にとって、OSCEの声明は大きな汚点となった。同国の民主主義のあり方に国際社会の懸念が高まることは避けられない。
中央選管によると、開票が9割を超えた段階で、新アゼルバイジャンが63議席を確保。野党連合「アザドルイグ(自由)」は6議席にとどまった。独立系の当選者約40人も、多くが与党系と見られる。
しかし、OSCEの代表団は7日夕の記者会見で、特に開票時の不正を指摘。監視対象の43%の開票所で、野党側立会人が排除されるなどしたという。さらに、選挙前に野党の集会が弾圧されたり、メディアが与党の情報しか報道しなかったりした点を批判。「有権者や野党から現在寄せられている苦情を真剣に取り上げるよう」選管に勧告した。
アザドルイグを結成した野党3党は7日の記者会見で「少なくとも100選挙区で選挙結果を無効にすべきだ」などと訴えた。8日午後に首都バクーで抗議集会を予定していたが、当局の許可が下りず、9日に延期された。政権は、冷却期間を置くことで事態の沈静化を図る狙いのようだ。