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【ローマ=藤原善晴】ローマのイラン大使館前で3日、アフマディネジャド・イラン大統領の「イスラエルを地図から消し去るべき」との発言に抗議するデモが行われ、イタリアの与野党政治家ら1万人が参加した。
最大野党の左翼民主党のファッシーノ書記長は記者団に「イスラエルの存在は必要」と訴え、与党有力者のフォリーニ前副首相は「このようなデモをする必要があること自体悲しい」と述べた。
デモにはカルデロリ制度改革相ら複数の閣僚、国内のイスラム教徒組織やユダヤ人団体も参加、イスラエルの国旗を持って歩く人たちもいた。フィーニ副首相兼外相やマルティーノ国防相も参加する予定だったが、イラン外務省がテヘラン駐在の伊大使を呼んで抗議したため、参加を取りやめた。
(2005年11月4日10時25分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20051104i302.htm