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□シーア派の町の市場に自動車爆弾テロ 23人が死亡 [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1471649/detail
シーア派の町の市場に自動車爆弾テロ 23人が死亡
【アルジャジーラ特約2日】バグダッドの南方のシーア派信徒が多いアル=ムサイイブ町で2日、野外市場での爆弾テロがあり、買い物客ら23人が死亡、60人以上が負傷した。
シーア派の多い地域で、過去5日間で最大の自動車爆弾テロだが、犯行声明はない。10月29日以降、この日までにバスラと中部ディヤラ州のシーア派村落で計50人が命を失っていた。
内務省当局者によると、爆発物を積んだ車がシーア派モスク(寺院)の外側に突っ込んで来たという。2日はラマダン(イスラム断食月)の最終日に当たり、人々は3日から始まる3日間のエイドの祝休日の準備をしていた。
アル=ムサイブの町はこれまでにも数回、攻撃の対象になっており、7月には燃料トラックを使った爆弾テロで、98人が死亡、75人以上がけがした。
現場から数百メートルしか離れていない場所に住んでいるナガト・ハッスーリさん(50)は「連中はお祭りの前に殺そうとしたんだ。連中は人々が家にじっとして、泣いて暮らさせたいんだ。狙いはぶち壊しを起こすことなんだ、シーア派を標的にしている」と話した。
ムタン・ハリド警察大尉はAP通信に対して、「反政府分子はできるだけ多くの死傷者を出そうとしている」と語った。一連の攻撃はシーア派とスンニ派の宗派間の緊張をさらに高めるのではないかという恐れに火に油を注いでいる。
[2日にも米軍に死者6人]
他方、イラクでは米軍兵士計6人が2日、死亡した。
米軍の発表によると、同日、イラク西部アンバル州の、スンニ派住民が多いタマディ市近郊で、スーパーコブラ攻撃ヘリが墜落、米海兵隊員2人が死亡した。「ヘリは治安・平定作戦の支援飛行中だった」が、事故原因はなお調査中という。
バグダッドの西方、約115キロの同市での目撃者によると、ヘリは墜落する前、地上砲火を浴びたという。墜落したのはアルボ・ウバイド地区だが、多くのヘリが上空を飛ぶ中、米軍が立ち入り禁止措置を取った。
ラマディ市では、この日、米海兵隊員一人と海軍兵士1人が戦死した。路上爆弾が搭乗車の近くで爆発したことによるもの。
住民の話によると、1日夜から2日にかけて散発的な戦闘が発生していた。米AP通信が同市から送ってきたヴィデオには、民間用車1台と米軍のハンビー兵員輸送車のような車が燃えている映像があった。
現場にはイラク人の群衆が集まり、中の一人が米軍のM16ライフルの残がいを振り上げて、攻撃で米軍に死傷者が出たと主張した。
バグダッドの北80キロのバラドでは、米軍斥候部隊が小火器による攻撃を受け、兵士一人がひん死の重傷を負った。
6人目の戦死者は、米軍バグダッド駐屯部隊の兵士で、米軍の発表によると、首都の南部で2日、路上爆弾で死亡した。
米軍のイラク侵攻以来、4番目に死者の多かった月となった10月だが、戦死者のほとんどは路上爆弾よるものだった。
[イラク軍、警にも死傷者]
アルジャジーラがイラク警察から得た情報によると、2日、バグダッド南部でパトロール中のイラク兵を狙った爆発で、兵士9人が死亡、9人が負傷した。
また、内務省の発表によると、警察のパトロール部隊が通過中に路上爆弾が爆発、民間人5人が死亡した。同省の発表によると、ドゥラ近傍の精油所に向かう労働者が乗ったバスを狙った二発目の爆弾では、5人がけがした。
[イエメン人二人にアルカイダの疑い]
米軍の発表によると、バグダッド南部でイエメンから来たという男二人が捕まったが、テロ組織アルカイダ構成員の疑いがある。同発表は「バグダッドの偵察任務を帯びたアルカイダ・イエメン支部のメンバーの疑いがある。二人はイエメン旅券を保持していた」と述べた。米軍情報将校のホィーラー大尉は「この拘束者については多くの状況証拠がある。より詳しく調べて、はっきりさせたい」と語った。(翻訳・ベリタ通信=日比野 孟)
2005年11月03日16時35分