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□アル・グライブ監獄から500人以上を釈放へ ラマダン最終日の4日に [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1469999/detail
アル・グライブ監獄から500人以上を釈放へ ラマダン最終日の4日に
【アルジャジーラ特約1日】イラクでの新しい動き。
1 アブ・グライブ拘置所から500人以上 の拘束者釈放へ
イラク駐留米軍は1日、声明を発表して、ラマダン(イスラム断食月)最終日に、バグダッド西郊の悪名高いアル・グライブ拘置所から約500人の拘束者を釈放することを明らかにした。
同声明は「聖なるラマダンの月の最終日となる『エイド・アル・フィトル』の日の精神に基づき、イラク政府は特別釈放のための会合開催を要請、イラク駐留多国籍軍と協働してアブ・グライブ拘置所から約500人の治安上の拘束者を釈放する作業を急いだ」と述べ、「釈放される拘束者は、イラク側を主体とする審査委員会がイラク軍、イラク民間人ンあるいは多国籍軍に対して重罪を犯していないかどうか、保存文書ファイルの調査を慎重かつ徹底的に調べた後、選別された」とした。
イラク人権省スポークスマンのヒシャム・アル=スハイリ氏は「アブ・グライブから565人がエイド・アル・フィトルの日に釈放される」と述べた。
釈放から除外されるのは、爆弾事件、拷問、誘拐ないし殺人のような凶悪犯罪に問われていr者たちである。
さらに、米軍声明は「今回の釈放は、イラク政府と多国籍軍がラマダン月と喜びと感謝の日であるエイド・アル・フィトルの大切さを認識していることを示すものである」と述べた。
米国が運用しているアブ・グライブの監獄は、イラク人収監者への虐待と拷問を暴露し、米軍の評判を地にまみれさせた写真の舞台となったところである。
2 10月の米軍将兵の死者数93人に
米軍の発表によると、1日、バグダッド南方約50キロのハスワでパトロール中の兵士のそばの路上で爆弾が爆発、兵士は死亡した。
これで10月中の米軍将兵の死者は少なくとも93人となり、イラク戦争では4番目に死者の多い月となった。今年では、ヘリコプター事故で30人以上が死亡したのを含め106人だった1月に次ぐ。
死者数最高の月は2004年11月で137人、次いで同年4月が135人。
この兵士は1日にイラク国内3カ所で起きた米軍死者としては7人目。全員が軍の呼称で「即時爆破装置」(IED)といわれる手製爆弾によるもの。
この日、イラク警察当局筋によると、バグダッドの南、アル=マダインで警察官一人を含む3人が攻撃されて死亡した。
また、キルクークでは、市の中心部を走っていたハタブ・ラッシュ市警察部長の車が爆弾の標的となり、同部長と運転手が負傷した。北部バクバ市では、イラク軍のパトロールを狙った爆発物が爆発、イラク人兵士6人が負傷した。、
3 国会選挙の政党表示順
イラク選挙当局は、新しい暴力事件の発生を防ぐため、1日、テレビ中継のくじ引き行事を開催した。12月15日に予定される国会議員選挙で投票用紙に記入される200以上の政党名の表示順を決めるくじ引きだった。
2003年3月のイラク侵攻作戦以来、初めて任期4年の国会議員を決める選挙に参入するにあたって、各政党は低いナンバーを取りたいと願っていたが、低いナンバーだと、政党名がリストの上位になり、投票者の目を引きやすいからである。
テレビで放映された光景は何やらゲーム番組のようだったが、担当者はくじ引きに登録した225の政党と政党連合に番号を渡した。ナンバーは前回選挙ですでに各政党に渡された番号にならないように「501」から始まった。しかし、多くの政党が選挙に参加するため、覚えやすい「600」とか「700」という数字ははずされた。
1月の前回選挙で投票の半分近くを獲得した与党の「統一イラク同盟」は運良く「555」の番号を引いた。(翻訳・ベリタ通信=日比野 孟)
2005年11月02日16時37分