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CNNからhttp://www.cnn.co.jp/world/CNN200511020003.htmlより引用
パリ郊外の暴動、6日連続に イスラム系少年の死亡が一因
2005.11.02
Web posted at: 21:31 JST
- CNN/AP
パリ――イスラム系移民の少年2人が警察から逃走中に感電死したのをきっかけに、パリ北東の郊外で1日夜、6日連続となる暴動が起きた。内務省によると、少なくとも9カ所の町で関連の放火などが起き、1日夜までに34人が拘束された。これまで移民を幅広く受け入れてきたフランスの「多民族社会」政策の有効性が改めて問われる事態にもなってきた。
サルコジ内相は繰り返し、暴動の徹底取り締まりを約束。その中で、暴動にかかわる当事者たちを「くず」「ごろつき」などと呼んだことが、移民社会の反発をあおり、暴動を悪化させたとの指摘もある。フランス政府内にも内相の強硬路線を批判する声が出始めた。
地元ラジオなどによると、暴動が一番激しいのは、パリ北東のオルネ・スー・ボワ地区で、若者グループが自動車や商店、消防署に放火、投石を繰り返した。車両15台が炎上した。警官隊はゴム弾発射などで排除した。また、ボンディとセブランの2市でも放火が多発するなど、セーヌ・サンドゥニ地域の150カ所以上で火事が発生した。
一連の暴動が起きた地域は北アフリカなどからの移民人口が多く、失業と貧困問題が深刻化している。
今回の暴動の引き金となったのは、クリシー・ス・ボワで28日夜、警察に追跡されていると思ったイスラム系少年3人が、逃げるために発電施設に入り込んだところ、15歳と17歳の2人が感電死し、1人がやけどを負った事件。現場にかけつけた救急救命士らが、住民から投石され、その後、さらに暴動が広がった。地元署は、少年3人を追跡した事実を否定している。
警察によると、10月31日深夜から11月1日未明にかけてクリシー・ス・ボワなどで起きた暴動で、多数を逮捕。複数の地区で放火があり、計68台の車が炎上したという。
セブラン市のガティニョン市長によると、31日夜には小学校の教室が放火された。市長は「クリシー・ス・ボワでの出来事と直接関係している」との見方を示している。
2007年に予定する大統領選挙でサルコジ内相の対立候補と目されるドビルパン首相は1日、現地で少年たちの両親や地域リーダーを会談した。両親たちは、サルコジ内相との会談は拒否している。内相も同日、少年たちの親族や地域リーダーと会談しているが、話の内容は明らかにされていない。