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米大陸首脳会議でブッシュ暗殺の可能性?(IAR-Noticiasより)
2005年10月31日付のスペイン語情報誌IAR-Noticiasは、『権力集団がブッシュを打つ時・・・。タンゴ爆弾か?』と題された記事を掲載しています。著者は作家で研究家、電網雑誌“El Traductor Radial”(ラディカル翻訳家)と“El Traductor Gráfico”(グラフィック翻訳家)の編集長であるAdrian Salbuchi(アドリアン・サルブッチ)という人物です。
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http://iarnoticias.com/secciones_2005/argentina/0010_bush_the_tango_bomb_31oct05.html
Cuando poderosos socios se pelean... Bush ¿The tango Bomb?
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この文章は非常に長く、全訳するのは難しいので、主要な部分だけを訳出することにします。
この部分の前に、著者のサルブッチはおおよそ次のように述べています。
★新世界秩序樹立を目指す世界的な権力者グループは、自作自演テロと情報操作によって世界を混乱に陥れている。
★カリブ海でのハリケーンの多発もHAARPなどによる人為的なものの可能性がある。
★イラクが新たなベトナムと化しつつあり、ドルは値を下げ、国内の人心の混乱と不一致が広がっている。
★米国権力の内部で対立が深刻化しつつあり、クーデターの可能性が増している。
★世界新秩序権力中央が、ブッシュ効果とブッシュの精神の安定性に対して疑問を持っている可能性がある。
★ディック・チェイニーがスキャンダルで危機に立たされている。
★1963年のケネディ暗殺は、世界的権力による米国のクーデターであり、副大統領だったジョンソンと交代させてベトナム戦争と冷戦の深刻化が画策された。再び同様のことが実行される可能性がある。
★FEMAなどの治安機構が十分に準備されている。
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【引用、翻訳開始】
そして、アルゼンチンで「米国に対する」攻撃があるのか?
もしも今まで述べたようなことが現在の世界政治の上層部にある複雑な枠組みの内部で引き金になるなら、そしてこれら真の権力者の構造が、自らの経験を学び、いずれもっと都合の良いシナリオを選ぶことが可能になる戦争と紛争のシナリオをたてる大きな能力を持っていると考えているなら(戦争は常に最大の量の利益を得るべきものだが)、我々は、来る11月4日と5日にアルゼンチンのマル・デル・プラタ市で行われる米大陸首脳会談でそれが実行される可能性を無視してはなるまい。
そのためか、国家の首脳たちの中で、ジョージ・W.ブッシュ大統領の警備に我々の政府【訳注:アルゼンチン政府】と米国内の大統領警護を使命とする者たちは神経を尖らせている。
マル・デル・プラタでのブッシュに対する襲撃が成功したなら、真の最高世界権力中枢にとって明らかに有益なことが続くだろう。
●政府内の激しい不一致をおおやけに明らかにすること無しにジョージ・W.ブッシュを政治シナリオからすばやく取り除くであろう。死んだ大統領にあらゆる栄誉が与えられ、この新たなJFKは、米国とその教訓と偉大なるブッシュ王朝の名誉と名声を守りながら、聖人にも似た肖像を掲げられることになるだろう。
●チェイニーは、はるかに信頼が置けるし経験も豊富で教養もあり安定していて、そして新世界秩序とつながっており、新しい大統領として即戦力になるであろう。今日彼を悩ませているスキャンダルは無節操な世界的大新聞によって即座に沈静化されるだろう。「危機の時にある」新大統領の後ろでうやうやしく支持を与えながら、である。しかも、ジョージ・W.ブッシュとは逆に、リチャード・チェイニーは、その指導力が神ではなく世界の最高権力中央からやってくることをよく知っている。
●そのような襲撃が遠く離れた国で為されることによって、米国内の機構――その政治、企業、金融、情報のエスタブリッシュメント、およびその軍部、治安、諜報部隊――は、大部分がすべての悪影響から身を守り続けることだろう。(ダラスでのJFKに対して起こったのとは逆に。)そしてその罪と責任は、間違いなくある無能な外国の政府の上にかぶされることになる。(つまりキルチネルのアルゼンチンだ。彼の無能さは簡単に世界の世論の前に曝されるだろう。)そしてまた、ちっぽけな武装勢力、警察の上に、そして特に、我が国でブッシュの警備につきながら国家の指導者の安全確保に失敗したということで、身代わりの山羊として「生贄にされ」追放されるだろう米国諜報部の上に、である。
●この分野での巨大で幅広い経験を利用して、こういった事件にショックを受ける世界に向かって示すために必要な「証拠」が捏造されるだろう。襲撃(それはひょっとして2001年9・11でWTCの第1と第2タワーの下で爆発したものと同様の小型核爆弾なのだろうか?)の主犯はアルカイダと共謀する、あるいは、イランand/orイラク and/orシリア and/orパレスチナ and/or北朝鮮and/orイスラム原理主義者and/or何かの「新たな」ラテンアメリカ原住民イスラムグループand/or他のもっともらしいすばらしい組み合わせのあらゆるものと共謀するものとされる。その捏造は、CNN、CIA、MI6、モサド、Fox、ニューヨークタイムズ、ロイターなどが担当し、その指導には新世界秩序のシンクタンク、特にその中でも外交問題評議会とTavistock Instituteが当たることになる。
●同時にまた、アルゼンチンがこのようなタイプの作戦がうまくいくために必要な「汚名」を何年も前に背負ってしまっている、という利点があることが計算に入れられる。それは1992年と1994年のイスラエルの施設に対する(おそらく自作自演の)攻撃である。【訳注:これに関しては訳文の下に参考資料をつけておく】アルゼンチンが非効率的な保安のシステムの下にあることは知られている。これは、我々の軍事力がアルフォンシン、メネム。デ・ラ・ルア、キルチネルの積み重ねられた攻撃の結果として、ほぼ全面的に破壊されているためである。その一方でアルゼンチンは英米勢力の報道機関によって悪いイメージを持たされている。「ポピュリスト」のペロン、ナチスの亡命地、軍事クーデター、2001年の混乱、公的債務のずるい「不履行」宣言、汚い戦争、マルビナス戦争・・・。アルゼンチンの国内操作能力はゼロ(あったとしても、イスラエル大使館とAmia-Daia爆破事件を前にしたメネム政権時代以来続く赤面すべき「捜査」)である。そしてアルゼンチンは虚偽、歪曲、集団催眠、事件の場に仕掛けられた「証拠」、偽の「証言」などに対して自己防衛する体制を何も持っていない。われわれは効率的で信頼の置ける軍事力を持たないばかりでなく、実際のアルゼンチンは真剣で信頼の置ける政府すら持っていないのである。
●ついでに一こと言うならば、米国軍、イスラエルの対テロ「専門家」、そして英国の諜報の「専門家」(その他の新世界秩序にとって信頼の置ける近隣のある国の「専門家」)の導入を受け入れるようにアルゼンチン政府の腕を捻じ曲げることは簡単にできるだろう。その場所はパタゴニア、三つの国境地帯、そしてボリビア国境付近であろう。その際、大量破壊兵器でもあれば英国がマルビナス諸島の巨大な空軍基地を即座に活動させることができることを念頭に置く必要がある。ペンタゴンによる新たな主権国家建設に向けた事実上の占領が加速されるかもしれない。その国は新世界秩序によってより安全で快適な土地に再配置された避難民の集団(とりわけイスラエル国家からやってきた者たち)のためのものであるのだろう。特にマル・デル・プラタ、そしてアルゼンチン全体が、「国際テロリズムの激発」に対する屈辱と無力のシンボルと変わるであろう。マル・デル・プラタは新しい「自由世界の最高のリーダーを殺したグラウンド・ゼロ」に変わるだろう。そしてあえて冗談めいて言うなら、「テロリズムに寛容であった結果としてアルゼンチンが支払わねばならない」とか「自分たちだけでは何も出来ない、自分たちの政治も知らない」などなどと、太鼓とシンバルと手拍子と大声をもって、はやし立てられることになるのかもしれない。
【後略、引用・翻訳終り】
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著者のアドリアン・サルブッチが昨夜ベッドで見た悪い夢を描いただけなのかもしれませんが、しかし、このところのブッシュ政権の様子や中南米、特にボリビア、パラグアイなどの情勢を見ていますと、この文章に書かれてあることは、あながち荒唐無稽とは言い切れない面を持っています。
米国政府が抜きも刺しもならないフン詰まり状態に陥って、次の活路を見出そうとするときに、ブッシュ自身が「生贄」とされる可能性は十分にあるでしょう。それが11月4日と5日にアルゼンチンで開かれる米大陸首脳会議の席ではなくても、起こりうることです。それは常に念頭に置いておかねばならないでしょう。そうなると、一気に米国が軍事独裁国家に変身することもありえます。FEMAなどがハリケーンを利用して「訓練」を積んできているようですので。
(参照)
http://www.asyura2.com/0502/war67/msg/311.html
2012年、米国軍事クーデター:フィクションは現実となりうるのか?(レッ・ボルテールより)
また、上記の記事中にあった『1992年と1994年のイスラエルの施設に対する(おそらく自作自演の)攻撃』については、下記を参照してください。
http://www.asyura2.com/0502/war68/msg/641.html
どうりで南米の左翼が「ユダヤ」に弱いはずだ