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利益追従型は
道理に基づく法則とやらに重ねれば
やがてうまくゆかなくなる
現世利益 ごりやく
なる言葉のもとに人は群がるが
さて真の利益とはなんであるか
おのおのが考え求めればそれでよい
個人の利を求めては
哲学なるものいくら
「文字は力」と生み出されようと
いかにもくどい臭いを放つではないか
利といえど己というものを越えたところに利を求めるのは良い
己をちっぽけなものに感じたのならば
いくらでも自分を捨て
いざ先へ先へと
そして高く高くと己を合わせよ
そうして己を捨てたときにもまた新たな己は身と重なり現る
真の教え知るに一銭たりとも必要とせぬ
しかし金では買えぬものは要るであろう
利益を求めず人に尽くせば
利益はいらねど与えらる
その教えに至ることこそが
現世利益というものと知る
よき素晴らしき神を目の前にして
苦はこりごりと逃げ出さんとすれば
容易なる神まがいに目をつけられ
欲に目がくらめば
物事あるの道理のごとく
やがて全ては衰退するであろう
神を間近に感じるも
そうしたことを一切学べぬ素行の悪さは
誠 不幸といふものであろう
世に宗教と名の付くもの数多在るが
行き着く教えはみな同じであれど
教え方はみな違う
それを道という
体を同じくしても
道を外れれば教えの意味そのものは変わる
一神教というものがふたつ以上あるのは
実に馬鹿馬鹿しいことだ
そんなバカなことも世には数多在る
人の程度の良し悪しを学ぶのは良いことだが
道そのものを知らなければ
誤った世はなおらない
根本を省みないといけない
それは己の中に在る
答えとは己の中に
心は必ずその応じに応える
いずれも学びの段階のひとつとしてあると
ただひたすらその存在の前に感謝し
自らのすべきことをしながら
尚も反省し人の輝きを取り戻さんと
幾度も何度でも
沸き起こる情に流されたりせず
ただ自然がもとめるままに
その訴えを聞き
己を捨て
目前の存在に尽くさんとし
天命をまっとうせんとただ在る
それがなにより良い
哲学であれ道理であれまた音楽そのものであれ
それが心地よい和の響きを作り出す