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(回答先: Re: テスト 投稿者 どさんこ 日時 2006 年 1 月 21 日 15:47:22)
http://blog.livedoor.jp/soliton_xyz/archives/50311224.html
これで停職になりました。
「リヴィングストン市長、イブニング・スタンダードですが、今晩はどんなふうでした?」
「君は怖いなあ。どんな接待をしたと思わせたんだか?」
「良いパーティーでしたか? あなたにとってどんな意味が?」
「君は前は何をしていた? ドイツの戦犯か?」
「いいえ、私はユダヤ人です。私はドイツの戦犯じゃありませんし、正直、今の言葉は大変不愉快です。それで今晩は、どんなふうに?」
「そう、君は、きっと・・だけど実際、君は強制収容所の看守みたいだな、カネのためにやっているだけの。違うかね?」
「とんでもない。私は市長のことを記録するだけです。それで、今晩はどうやったんです?」
「君に言うことは何もないよ。君のところの社主は汚い奴で反動的な頑固者だしな」
「私はジャーナリストで、自分の仕事をしようとしてるだけです。私は単に市長のコメントを求めてるだけですよ」
「そりゃいい、ファシズムを支持したことがない新聞のために働くことだ」
この発言についてイングランド裁定委員会(the Adjudication Panel)は、2月24日、「市長職の評判を損なうものだ」としてケン・リヴィングストン(Ken Livingstone)ロンドン市長(60)を、3月1日から4週間の停職処分にした。市長は上訴するものとみられている。
しかし、これには少し状況説明が必要なようです。
昨年2月8日、パーティ会場の外で市長を待っていたイブニング・スタンダード紙のオリバー・ファインゴールド(Oliver Finegold)記者は、寄付金集めの状況を取材したかったようなのですが、質問が遠回しに過ぎたこともあって、冗談のようなやりとりでかわされてしまったところがあります。(冒頭のやりとりはタイムズ紙より)
また、このパーティはクリス・スミス(Chris Smith)労働党下院議員(55)の20周年を記念してリヴィングストン市長が設営したもので、スミス議員は現職下院議員としては史上初めてゲイであることをカミングアウトしたことで有名でした。
ちなみに、ナチスがユダヤ人だけでなく同性愛者をも迫害したことを知っているのは、アメリカ・ユダヤ委員会の1993年の調査によれば、イギリスでは成人の約半数だそうです。
クリス・スミス議員は、初当選した翌年の1984年、イングランド中部ワーウィックシャー(Warwickshire)郡のラグビー(Rugby)市において、議会のゲイの雇用禁止に対する反対集会で演説した。
「こんにちは、私はクリス・スミスです。私は南イズリントン・フィンスバリー(Islington South & Finsbury)選挙区の労働党下院議員です。私は同性愛者です(聴衆のほとんどがスタンディング・オベーション)。それで、さらに言えば、公然と言わない下院の約100人のうちの一人です」
2005年1月30日に、スミス議員は、自分はHIVポジティブであり1987年には判明していたとサンデー・タイムズ紙に明らかにした。
彼は、ネルソン・マンデラ氏が自分の息子がAIDSで亡くなったことを発表したことを聞いて、情報公開を決定したとしている。
イブニング・スタンダード紙を25年前に傘下におさめたデーリー・メール紙の創立者であるロザミア(Rothermere)家は、1930年代にファシズムを支持していた。
また、2002年にイブニング・スタンダード紙は、5月19日早朝、妊娠していたガールフレンドの姉の誕生パーティーで、酔ったリヴィングストン市長は、彼女の友達の男性と乱闘になり、階段から落ちて重傷を負った男性を見捨てて、警察が到着する前に姿を消したと報道したが、この告発は調査の結果、証拠が見つからなかった。
一時期、リヴィングストン市長は、ブレア首相と対立して労働党を追放されていたが、無所属で市長を1期務めた後、労働党復帰後の2004年6月10日にはロンドン市長に再選されている。
言動も話題豊富で、2003年11月には、訪英直前のブッシュ大統領を「この惑星上の生命に対する最も大きな脅威」と評して大きく報じられた。
また、2005年7月20日には、ロンドン同時テロの動機についてBBCのインタビューで次のように述べている。
私は、石油が必要であるために、80年間に渡って西洋はアラブ諸国に圧倒的な干渉を加えてきたと考えています。
私たちは不快な政府を支えましたし、共感できないと考えた政府をいくつか倒しました。
また、私は、私たちの現在の特殊な問題は、1980年代の問題だと思います。
アメリカ人はオサマ・ビン・ラディンを募集して訓練し、どうやって人を殺し爆弾を作るか彼に教えて、ロシア人を殺してアフガニスタンから追い出すために彼を引き立てました。 彼らは、いったんそうすれば、彼の敵意が創造者に向けられるかもしれないという事実を一考だにしませんでした。
多くの若い人々がダブル・スタンダードを見ています。
彼らは、グアンタナモ湾で何が起きたか理解していますし、正当な外交政策が存在していないと思っているだけです。
この問題がこじれた背景には、姉妹紙デーリー・メールのファシズム支持という過去の歴史を持ち出したり、全会一致の市議会の勧告を無視して謝罪を拒否したりと、市長側の対応の仕方に大いに問題があるようです。
しかし、それにしても、選挙で選ばれていない委員会が公選で選ばれた市長を停職にできるとは、驚きました。
他方、問題の市長のコメントに反ユダヤ主義の意図があるようには見えませんから、これを政治問題化させていくファインゴールド記者やイブニング・スタンダード紙の手法は、とても疑問に思いましたね。。。