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(回答先: test3 投稿者 姫子音 日時 2006 年 1 月 04 日 11:14:26)
高知県の限界集落界隈の地域づくり、地域おこしの情報を発信しているブログ=バーチャル[こうち自然村](by 大野晃村長)の『棚田再生プロジェクト』を抜粋して紹介:
四万十川 |
いの町神谷地区成山では、棚田保全を中心に、地域づくり活動を行っています。
■ 成山で生産しているもの
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■ シリーズ・成山の生産物
耕作放棄された棚田2枚、約1.2反で米を作っています。うるち米ともち米で、もち米は「アラキモチ」という、いい匂いのする在来種です。
この成山は、昔から米がうまいと評判のところですが、この秘密はなんと思われますか?
実は蛇紋岩のようです。成山は蛇紋岩地帯で湧き水豊富なところです。田んぼ自体も蛇紋岩の上にあります。湧き水は蛇紋岩を通って湧出し、マグネシウム・カルシウム等を多く含んでいます。このマグネシウム等がうまい米を演出しているようですね。
このうまい米を食いたいため、手植え・手刈り・稲木干し、不耕起等、原始的な方法でかなり楽しくやってます。
◆ 都市と田舎の人のきづなが生まれています。
当然、都市と田舎の交流会は付きもので、里山コンサート、うどん打ち体験なども・・・、てなことで、元気な若者がわいわい集まり、皆で、いろんなものを生産(地域づくり)しています。
◆ イノシシ
今年はあまり被害はなかったのですが、一部の農家はかなりやられたようです。イノシシは焼き肉がいいですね。これも「ちょ〜うまい!」
料理にするとこんな具合。ちょ〜うまい! 平地の田んぼでは農薬のためほとんど絶滅しかかりのタニシですが、成山では最近増えつつあります。
よく行く棚田の途中にある石清水です。「こうのすの水」と呼ばれているとの
こと。岩の隙間よりこんこんと湧き出ています。
◆ さわがに
幻の珍味地。元料理のひとつです。近くの沢で、皆で採りました。
成山では最近またススキが増えてきました。
◆ ホタル
今年、生産に成功した生産物は「ホタル」です。田んぼの一部をビオトープにしているため、冬季にも湛水されています。(丸2年半水が溜まりっぱなし)昨年、簡単に生きもの調査をしましたがドジョウもたくさんおり、豊かな生態系が形成されています。
6月下旬のこと、地元のMさんから「かつて見たこともないような数のホタルが飛びゆう」という連絡を受け、さっそく行ってみますと、おるおる!100匹を越えるホタル(平家)が、田んぼの上を乱舞しよりました!!成山で、ホタルがこんなに飛ぶのは何十年ぶりとか。
棚田での、無農薬・ビオトープづくりの成果が出始めています。米はダメでも、生態系を守り、様々な生物を復活させちょります!農業は食糧生産だけでなく、本来自然を守る(生産する)ことも重要な役割の一つです。
(中嶋健造:元気応援団「わしの里元気村」事務局長)