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(回答先: 全国138病院が分娩休止 出産の場急減(朝日新聞) 投稿者 gataro 日時 2006 年 5 月 14 日 21:42:01)
2006年05月14日21時01分
http://www.asahi.com/life/update/0514/008.html
産科医不足で各地の病院で産科休診が相次ぐなか、母親たちが出産する場所を守るために声をあげ始めた。14日、横浜市で母親と医師らが合同で「どうする? 日本のお産」ディスカッション大会を開催。秋までに東北や関西など全国5カ所で大会を開き母親たちのネットワークをつくり、女性が安心してお産するために「自分に何ができるか」を探る。
安全で快適なお産の場をどう守るかを話し合う母親や助産師たち=横浜市中区の市社会福祉センターで
この日の大会には、首都圏を中心に仙台市や福岡市からも母親、産科医や助産師94人が参加。「医師と助産師はなぜうまく連携できないのか」「スタッフ不足で納得できるケアができない」といった問題点を出し合い、「院内助産所を設置」「出産の際は医師を指名制に」などの具体策が提案された。
議論のきっかけに、長野県上田市の母親たちの活動が紹介された。
上田市産院は昨年秋、産科医が1人減るため、廃止されそうになった。産院で出産した母親たちは会を結成し、3週間で8万人、最終的に9万人の署名を県内外から集め、存続を訴えた。市長が医師確保に動き、今年1月、同県諏訪市の産科医が公募に応じ、存続が決まった。「いいお産はいい子育ての出発点。それを守りたい」。それが上田市の母親たちの思いだった。
その動きをみて、中核病院である安曇野赤十字病院の産科が4月から休診している同県安曇野市の母親たちも立ち上がった。
先月には、市や医療関係者を交えた意見交換会を開き、正常なお産は助産師が受けるしくみづくりを提案。同病院の荻原廸彦院長は「院内の助産師で柔軟な対応を検討したい」と方針を変えた。
ディスカッション大会企画者の一人で産科医で母親でもある早乙女智子さんは「安全か快適か、医師と産む側は対立しがち。安全も快適も求めて、母の声も聞かないといけない」と言う。3児の母で大会の発案者、熊手麻紀子さん(37)は「いろんな立場の意見を聞くなかで、私にできることがあるかも、と気づく。まずはそこから始めたい」。
大会は6月に仙台市と埼玉県、7月に京都市、11月に高知県、長野県で順次開く。国や学会にも声を届ける予定だ。