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http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060514/mng_____sya_____005.shtml
来月一日に始まる駐車違反の取り締まり強化をめぐり、運送業者から悲鳴が上がっている。短時間の違反でも“即アウト” となるためで、業界団体の全日本トラック協会(東京)は「運転手が車を離れられなくなる」として顧客に車両まで荷物を取りに来てもらうなど協力を求めるチラシ約百万枚の作製を始めた。
取り締まりが厳しくなるのは駐車中の車に運転手がいない違法駐車。従来は警察官がタイヤなどにチョークで印を付け、一定時間後に標章を張っていた。十−二十分程度の“猶予”時間があるのが実態だったが、今後は民間の駐車監視員や警察官が、違法駐車を最初に確認した時点で標章を張る。
「車から荷を下ろし、お客さんの自宅や店に届け、ハンコを押してもらうまで仕事の一環。車を離れるな、というのは経済活動を無視している」
大手から零細まで約五万五千の運送業者が傘下に入る、同協会の幹部は困惑顔だ。街中はトラックを止めようにも駐車場がないことも多い。
協会は、運転手が車両を離れられない場合、客に路上の停車場所まで足を運んでもらい、荷物の受け渡しをする事態を想定。協力を求めるチラシ製作に急きょ着手した。
法人の荷主などには、事前に自社の駐車スペースを空けてもらうなどの対応も依頼するという。
今月下旬には約百万枚を準備し、各業者などを通じ配布する予定だ。
警察庁は「交通の安全や円滑性に影響が大きいため、貨物車だけ特別扱いはできない」と説明。
一方で、各地で駐車禁止を一部時間帯は解除したり、一部地域で集配中の貨物車に限り駐車を認めたりといった配慮もしたという。
しかし、同協会は「十分ではないと思う。お年寄りに『車まで荷物を取りに来て』とは言いにくい。混乱が起きるのではないか」としている。
<メモ>駐車監視員
道路交通法の改正で、都市部を中心に全国270警察署管内で民間の駐車監視員が誕生する。監視員や警察官は違法駐車を確認すると、デジタルカメラで撮影し、端末に違反状況のデータを入力して、車に標章を張り付ける。標章の張り付け前に運転手が戻れば原則、警告にとどまる。
監視員が重点的に活動する場所や時間帯を定めたガイドラインは、各都道府県警察のホームページで公表されている。
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見ないと後悔するかも……全国の警察が放置車両取り締まりガイドラインをネットで公開!(日経BP)
http://www.asyura2.com/0510/social2/msg/852.html