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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060507i301.htm
スクーター人気などでオートバイの保有台数が急増するなか、オートバイ用の駐車場は極端に少なく、都市部を中心に違法な路上駐車に拍車をかけている。
自動車やミニバイク、自転車は法で市町村に駐車場整備が義務づけられているが、オートバイには規定がないのが駐車場不足の要因とされている。
このため、国は、オートバイの駐車場整備を義務づける駐車場法の改正案を今国会に提出。年内に施行される見通しになり、業界団体などからは「路上駐車解消の特効薬に」と期待の声が上がっている。
オートバイ製造、販売業者らでつくる日本二輪車協会(東京)によると、大阪市中心部は、500メートル四方のオートバイの路上駐車台数が1日平均299台と全国最多。しかし、市内に公営のオートバイ駐車場はゼロで、民間駐車場が6か所(数十台分)あるだけだ。
名古屋市や千葉市にも公営はなく、最も多い東京都でも35か所(約800台)、京都市9か所(約300台)、神戸市3か所(約120台)、横浜市1か所(約40台)――などにとどまっている。民間駐車場も需要の多い自動車を優先し、オートバイを受け入れる所は少ない。
最大の要因は法的な不備という。自動車は駐車場法、自転車、ミニバイクは自転車法で市町村に駐車場整備を義務づけている。ところが、オートバイについては、駐車場法に「自動二輪車(オートバイ)を除く」とあり、駐車場整備の対象外とされている。「法的根拠がないことが整備を進めてこなかった大きな理由」と認める自治体もある。
(2006年5月7日3時29分 読売新聞)