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http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060418/eve_____sya_____000.shtml
茶髪禁止など校則が強化されながら、学校側から十分な説明を受けていないのが不服として、東京都武蔵野市吉祥寺東町三の法政大学第一高校(森田勉校長、生徒七百五十八人)の二、三年生約四百五十人が十八日朝、校庭に座り込み、学校側に抗議した。一九六〇年代末の大学紛争当時は、「民主化」を求める学生デモに高校生が参加する姿も見られたが、最近では高校生が組織した抗議行動は極めて異例。都私学行政課も「大学紛争以降、大勢の高校生が座り込みやデモを行った例は聞いたことがない」としている。
この日の座り込みは、生徒会が主導。学校側には内密にしながら、休み時間に二、三年生の教室を一クラスずつまわり、「授業のボイコットなど、学校側とけんかをするのが目的ではない。話し合いを求めよう」と参加を呼びかけた。
約四百五十人の生徒は始業時間の一時間前の午前七時半ごろから校庭に集合し、同八時すぎには校長による説明を要求した。これに対し、学校側は抗議行動があることを事前に知らなかったため、教諭らがあわただしく対応を協議。校長が不在だったため、副校長が校庭に出向いた。
同校によると、今の二、三年生の入学時には制服着用を義務付けていなかった。
しかし、校内の風紀が乱れているとして、創立七十周年の今年から、頭髪を茶色などに染めることや耳などにピアスをすることを原則的に禁止。「高校生らしい服装」で登校するよう指導し始めたという。
さらに来年四月の三鷹市への校舎移転と男女共学化を前に、今年入学の一年生には制服着用を義務付けている。
吉川司副校長は生徒に対し「説明が不足したという面はあるかもしれない」と認めた上で、指導への理解を求めた。さらに、今回の抗議行動について「生徒会は校長に話し合いを申し込むことができる唯一の機関。ゲリラ的なやり方ではなく、正規の手続きをとってほしい」と呼びかけた。生徒たちは授業が始まる八時半には全員が校舎に入った。
生徒会長を務める三年の男子生徒(17)は「生徒たちの多くは言われたことを守って、髪も黒くし服装も改めた。それでもまだ『高校生らしい服装を』などと指導される。何の説明もないまま校則が厳しくなっており、自由な校風が失われる前に何か行動を起こしたかった」と話している。
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抗議のために校庭に座り込む生徒ら=18日朝、東京都武蔵野市の法政一高で