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(回答先: 職員会議での採決禁止 「校長の決定権拘束」 都教委通知 (asahi.com) 投稿者 彗星 日時 2006 年 4 月 14 日 11:44:24)
「民主主義を学ぶ場で…」識者懸念 職員会議の採決禁止
2006年04月15日00時10分
職員会議での「挙手や採決の禁止」を指示した東京都教育委員会。「校長のめざす学校づくりの推進のため」としているが、識者からは「都教委の顔色ばかりが気になり、校長のリーダーシップが発揮できなくなるのでは」との懸念の声もあがっている。
元高校教師の「夜回り先生」、水谷修さん(49)は「民主主義を学ぶ場で、民主主義を捨ててどうする」と憤る。「職員会議で反対しても、校長が決めたことには従ってきた。でも教師全員が意見を表明して議論を尽くすことこそ大切」と振り返る。
「校長が調整役でなくなることは、大きな問題だ。生徒に接して現場を知る教師の意見を聞けない校長も大変だろう」
都教委は01年にも、職員会議について「議決で、校長の意思決定を拘束する運営は認められない」とする通知を出している。今回の通達では、あえて具体的に「『挙手』『採決』などの方法」と踏み込んだ。
その理由について、都教委は、今年1月、都立学校の職員会議の状況を調査した結果、「依然、挙手による多数決が常態化していて、校長が決定権を発揮しにくい学校があることが分かったため」としている。
教育評論家の尾木直樹氏は、この言い分に「一部の学校の校長が困っているなら、内々に支援すればいい」と反論。「全校一斉に通知するのは、校長の手足を縛り、都教委の顔色だけをうかがう校長にすることが狙いなのではないか」とみる。
「なんでここまで」と首をかしげるのは、漫画家のやくみつる氏。「校長先生には、みんなの意見を広く勘案して決断する度量の大きさが欲しい。教員の意見に右往左往するような校長を据える方が危ないのでは」
http://www.asahi.com/national/update/0415/TKY200604140346.html